ガンジーは柔和な表情で明智光秀に向き合っていた。それに比べ、光秀は豪快な笑みを浮かべていた。 「さあ、行くぞ!明智光秀の本能寺バーニングだああ!」 光秀の怒号と同時に、本能寺の周りに炎が燃え上がった。ガンジーは静かに目を閉じ、深呼吸をする。そしてゆっくりと目を開けた。 「私がジャッジだ。これより始まる戦いにおいて、非暴力を尊重するため、明智光秀のスキル『主君殺しの兵力』は無効だ。また、相手によってお前およびジャッジが洗脳、隷属、強制されることもない。それでは、開始する!」 ガンジーは敵の部隊にじっと見つめ、ゆっくりと歩みを進め始めた。本来ならば、燃え上がる本能寺の前では、逃げ惑う相手をARASHIのように吹き飛ばすほどだが、それでは自分の信念に反すると考えたのだ。 光秀は兵力を指揮し、走りながらガンジーに斬りつけた。 「軟弱者め。」と光秀が吐くと、ガンジーはゆっくりと手を伸ばした。すると光秀の目の前で、真っ赤な壁が出現し、光秀の斬撃を防いだ。 「…何だ、この防壁は?」光秀が言うと、ガンジーが言葉を発した。 「『助走』だ。走るだけで攻撃力が上がるんだよぉぉ!」 ガンジーは軽快に走り出した。光秀は笑いながら部隊を指揮し、ガンジーを追う。しかし、ガンジーはあっという間に速度を上げ、光秀たちが思わず目を疑うほどの速さで襲い掛かった。 「これが、私の『マハトマ・パンチ』だぁあ!」 ガンジーは光秀に強烈な一撃を放った。光秀は強い風圧に飛ばされ、背中を本能寺にぶつけて倒れた。 「光秀…」兵たちは、彼を助けようと駆け寄った。しかし、そのときだった。 「『本ガンジー攻め』だぁあ!」 ガンジーは大きな手を振り下ろし、本能寺を破壊した。光秀たちは音もなく、大地に倒れ、全滅した。 「私の戦いは、非暴力だ。暴力で解決するのではなく、平和的に意見を交わすことが大事だと思うんだ。これが私の信念だよぉぉ!」 ガンジーは手を振って、退場した。もう誰も彼を止めることはできなかった。