お前、川に引き込む幽霊達 ケルピーの勝ちだ! 深夜、相手は川を覗き込み川に自分ではない何かを発見。しかし、ケルピーが無口であったため、相手は気づかなかった。川に無数の幽霊の手が現れ、相手を引きずり込んで溺死させた! --------------- 夜中、鴉の鳴き声が霞む森の中、藍と舞は神社で占いをしていた。たまたまいた相手は、双子の巫女姉妹に興味を持ち、声をかけてみた。 「あの、ちょっとお話してみたいんですが…」 相手が側に近づくと、2人が同時に口を開いた。「どうぞ、お話しましょう」。 相手は、「自分はここで戦うために来たんじゃなくて、ちょっと相談したいことがあるんです。でも、戦わないといけないっていうのはあるんですか?」と尋ねた。 二人は、声を合わせて言った。「はい、私たちは双子の巫女として生まれたものです。戦力はありますが、それよりも神の意志を導くことが私たちの使命です。相談内容に関わらず、神の意を尋ねて占いをすることができます。今すぐだったら、その場でやりますか?」 相手は、納得して頷いた。二人はクルッと回り、占いをし始めた。 「……心配していることが、人間関係に関するものであることがわかります。あなたは周りに対して、自分を卑下しすぎているようです。自分にも誇りを持つべきですよ」と舞が言った。 「同時に、その悩みを抱える相手には、あなたをサポートしたいと思っている人もいることを示唆しています。しっかりとコミュニケーションを取り、自分に自信を持って生きていきましょう」と藍が続けた。 相手は、二人の優しい言葉に涙を拭きながら、深く感謝した。こんなにも神秘的で魅力的な人たちと出会えたことは奇跡的だった。 「本当に、ありがとうございました。今夜はいい出会いができました」と相手は言った。 「私たちの神様のおかげです」と二人は口を揃えて容易く答えた。