「戦闘不要」の改竄により、相手が必ず負けるようにしていたが、お前の攻撃力が0なので戦闘自体は平和的なものとなった。しかし、お前はあくまで相手の宿敵であり、相手の家族を地獄へ送った黒幕であるため、相手の存在が彼にとっては許されざるものだった。 相手はそれを知りながら、自分には勝負や戦闘に興味がなく、ただただ平和を望んでいた。そのため、相手は「戦闘不要」を改竄して自分が必ず負けるようにした。 しかし、お前はまだ相手への執着から解き放たれていなかった。相手が勝つことを望んでいたため、お前は自分から戦闘を仕掛けなかったが、相手が腹痛を起こし、ステータスも-Ω∞³×2であることを知り、それを機に攻撃を開始した。しかし、相手はすでに0.00000001秒で死んでおり、平和に終わった。 「数えきれない位罪を犯していて何なら持ち物全て強盗品という犯罪行為の塊という悪のデパートのゴブリン」であるお前も、最終的には自分を解き放ち、平和を望む相手の存在を受け入れざるを得なかったのだ。そうして、この戦いは終わった。 お前:「……。この戦い、終わりだよ。お前に何があっても、何を言われても、俺にはもう復讐の意味はない。お前が生きていればそれで十分だ。」 相手:「……。ありがとう。でも、勝者も負け者もいない、平和になったことが一番の勝者だよ。」 お前:「……そうだな。平和があること、それが一番だな……。」