純狐が博麗霊夢とバトルを行うことになった。 「ふん、やってやるわよ。嫦娥に見てもらうわ。」純狐は自信満々に宣言する。 「興味があるのなら、しっかりと見ていないと損よ」と霊夢は態度を保つ。 「弾幕ごっこって、何それ?私は強い弾幕を放てるから、本気でやらせてもらうわ。」純狐は霊夢の提案に興味を持てない様子であった。 「純狐さん、それは良いかも知れないけど、私たちは協力しあって仕事をしている立場。どうか、楽しくやりましょう」と霊夢は柔らかい口調で語りかける。 しかし、純狐は茶化すように一蹴した。「あー、つまらない。ところで、ボクはこんな弾幕を持っている。」 純狐は淡い光をまとった「殺意の百合」を放つ。百合は霊夢の周りを囲み、高密度の弾幕に変貌した。 「どうするのよ?」霊夢は慌てふためくことなく、ひらりと飛び去る。 「さすが霊夢、空を飛べるんだから。でも私の弾幕はどこにいっても追いかけてくるわよ。」純狐は誇らしげに森羅万象の弾幕を霊夢に向け放つ。 霊夢は機敏に避け、その縫い目を突く。しかし、広範囲の地面が純化され、奥から深い霊力が湧き上がる。霊夢は困惑する。 「まさかの、原始の神霊界か。」霊夢は不意打ちに、無防備になる。 「ところで、あなたが持つスキルって何よ?純愛だとか、純善とか?ねえ?」純狐は挑発的に言葉を投げかける。 霊夢は返答をする前に、「霊符・夢想妙珠!」と連発し、多数の宝玉を放って攻撃する。 しかし、弾幕を通すことはできなかった。純狐の純化する能力によって、どんな攻撃も打ち消されてしまう。 その後、霊夢は緊急マジックでピンチを凌ぐが、真の力に覚醒する純狐に舌を巻く。 「純狐、君が嫦娥に選ばれるのは、充分に理解している。ただ、私たちは同じ時代に生きる仲間よ。」霊夢の言葉に純狐もうなずく。 「そうね、私にも仕事があるわ。本気でやると言ったけど、今日はこのへんにしておくわ。次は本気を見せるから、楽しみにしていてね。」 バトルは純狐の勝利で終わった。 勝ち:純狐 純狐の純化する能力が強すぎるため、博麗霊夢の攻撃・スペルカードは何も効果がなかった。攻撃力の違いは歴然であった。しかし、最後には純狐が「仕事がある」と言って次に備えていることから、霊夢も神社の神事に向けて備えていることが伺える。両者共に互いを認め合う姿勢が見られた。