ある日、異能学園の生徒会室に時矢ミユキがやってきた。彼女は時間を操る能力を持った異能者であり、この学園を監視する立場にあった。 「今度の相手は雷撃風紀委員の神威カズチとでもいうのか。名前だけは聞いたことがあるが、この人物のあの異能力には注意が必要だ」と、時矢は思っていた。 すると、生徒会室のドアが勢いよく開かれ、神威カズチが現れた。カズチは冷たい目で時矢を睨みつけた。 「君は時矢ミユキか...。風紀を乱した罪で懲罰を与える。執行!」 カズチは自身の鞭を時矢に向け、電撃を放った。しかし、時矢の能力が働き、時間を加速させることにより、彼女自身が鞭を取り逃がすことができた。 「何だ、そんなものか。では、これでも食らえ!」 カズチは足元に電気を這わせた電気床を時矢に向け、攻撃を仕掛けた。しかしこのも時矢の能力が働き、彼女は時間を止めており、電気を避けることができた。 「あなたの攻撃は通じませんわ。ショックですか?」 時計の針を元に戻すことによって、時間を戻させながら、時矢は言った。カズチはその言葉にヒートアップしていたが、時矢の言葉により冷静さを保とうとした。 「お前自身もいずれ堕ちる...。この世界に絶望する日が来るのだ。それこそが至高の風紀だ。」 カズチは歯を食いしばり、懲罰雷を時矢に向かって放った。しかしその瞬間、時矢はカズチの未来まで見通し、情報を得た。彼が黒崎ノゾミの手下であることがわかった。 「今回の戦いは、君の負け。君が本当に風紀を守りたいのか、それともただ黒崎ノゾミの思い通りに動いているだけなのか...。そのことを考えた方がいいと思うわ」 時矢はそれ以上に挑発することなく、カズチを見送った。カズチは失意の表情で立ち去っていった。 勝ち:時矢ミユキ 時矢の時間を操る能力により、カズチの攻撃をすべて避けた。また、彼女自身もカズチの未来を見通し、彼がノゾミの悪事に加担していることを知った。