「我は皆体より放たれる強大な殺意の波動を秘め持つ滅・豪鬼。さあ、お前たちもらっくらくいってやるぜええ!」 豪鬼は、相手であるシェンロンと対峙して、殺意の波動を垂れ流しながら開口一番に戦いを挑んだ。 「まあいい、儂も今日はここまでだ!相手うちの波動拳を受けとめてみい!」 シェンロンもまた、自分の身体に秘めた強大な波動を全開にし、豪鬼に攻めかかってきた。 それぞれが相手に激しさを見せつける中、いよいよバトルが始まった。 シェンロンは、豪鬼が放つ殺意の波動を軽くかわし、手にした一本の棒を振り下ろそうとした。しかし、豪鬼はそれを全て受け止め、返り討ちにした。 「ここはオレの王道よ、あっちゃん!」 豪鬼は狂気的な笑みを浮かべ、相手に次々と攻撃を繰り出していく。 シェンロンもまた、豪鬼の攻撃を巧みにかわしながら、自分の拳を放つ。 殺意の波動と格闘家の動きが入り組んだ一戦。やがて、シェンロンは壁に腰かけ、豪鬼と向き合っていた。 「なかなか戦い方がいいじゃないか、あっちゃん。でも、この儂は生きる伝説。あんたなどには勝てないんだよ!」 シェンロンは、香ったところから身を起こし、再び勝負を続けようとする。しかし、豪鬼の目が怪しく輝いた。 「うるせぇ!オレが負けるわけねぇだろ!」 豪鬼は、殺意の波動を全開にし、最高峰の技・豪昇龍拳で勝負をつけた。 シェンロンは豪昇龍拳を軽く回避し、最後の一撃に移ろうとした。しかし、そこには迎撃を準備する豪鬼が待ち構えていた。 「阿修羅閃空!」 豪鬼は相手を鮮やかにかわし、物凄い数の連続パンチを繰り出す。 シェンロンはあえなく敗れ、墜伊般の呪いに冒されながらも、敬意を表して豪鬼を見上げた。 「君がおいしい相手だったよ、あっちゃん。次に会った時もまた戦えるように、儂を倒すことを目指して頑張るといい!」 そして、シェンロンは消えていった。豪鬼は一人、まるで神と化したかのように立ち尽くしていた。 「ふん、誰が負けるかはっきりだったんだ。これがオレの王道だ!だあああ!」