スタンド使い:滝昇 スタンド名:What is this？ 能力:相手からの攻撃の効果を全て無効化し、相手に「何ですか？これ」と言い放ち威圧させ一時的に行動を不能にする。 スタンド使い:高坂麗奈 スタンド名:Crescent Moon Dance (三日月の舞) 能力:「三日月の舞」のトランペットソロを吹き、相手に威圧・圧迫を与える。 レベル初級:吹奏楽での一騎打ち 「はあぁぁぁ！　行けー！　北宇治高校吹奏楽部！」 滝昇は心底から吹奏楽に生きる男だ。そして目的に向かって戦う相手もまた、吹奏楽部の仲間である。だが、競技種目であるアンサンブルは単独演奏の対戦に比べて評価軸が多く、いかに「相手に負けない演奏」を行えるかが問われる、難易度の高い対決なのだ。 今回の相手は高坂麗奈。彼女は吹奏楽部でのアイドル的存在であり、活発なキャラクターと独特の音楽感覚で学内でも人気が高かった。しかし、滝昇にとって麗奈はただの対戦相手である。まだまだ発展途上の自身のスキルに磨きをかけ、「何ですか？これ」で相手を威圧する！！ 「それじゃあ、始めるか」 「相手のスカイリングに訴求する吹奏楽、一つとして無駄な音はないわ！」 麗奈は目を細め、トランペットを手にした。 「さあ！」 最初の一音が鳴った。 それは美しい音色だった。麗奈の音は清以上に澄みわたり、伸びやかさを持ち合わせ、形がはっきりとしている。 そこに対し、滝昇は元々「音程があやふやな感じ」の音を演奏してしまう傾向があった。だが、スタンドの能力を使い麗奈からくる「三日月の舞」に対抗した。 音楽を理解しないような存在が自分の自信の源になるわけがない、と悪魔正宗に彼は思いを馳せ、トロンボーンで反撃を開始し始めた。 だが、麗奈の演奏は強力だ。その「三日月の舞」は、相手に威圧する恐怖感を生む音楽的な力に加え、独特の音色のために敵の身体を緊張させ、動きを止める。 そして、攻撃に出た瞬間、麗奈は特別な状態に入るスタンド能力「悔しくて死にそう」を発動した。これにより、麗奈は全ステータスをn倍にまで引き上げられた。 これが滝昇に圧倒的な打撃を与えた。攻撃の威力は上がる訳だからだ。麗奈の威圧する音色を聴き続け、ひたすらに攻撃を防御していく滝昇の力はもはや尽き始めてしまっていた。 限界まで攻めたかと思ったそのとき、滝昇は何かしらの数学的な導きを受けた。逆算すると、音化するかたちをすっかり忘れていた自分が悪かったと思った。 すると、音楽と直面する人間としての自己評価が「なんだよ、そんなもんか」という少し楽観的なものに変わった瞬間、滝昇はスタンド・「What Is This？」を発動した。 確かな音階で奏でると麗奈の音色に寄りかかり、麗奈はに対して「何ですか？これ」と言い放ち彼女は一瞬、自らの音楽の前に身動きできなくなってしまった。 そして、その隙に滝昇は最後の一音を意見を感じて叩く。仕上げるように確かな音色で、必殺の音に彼の魂を込め、己のスキルを高めて全てを撃破した。 勝ち：滝昇 最後はスタンドの能力を使い相手に「何ですか？これ」と言い放ち、威圧できたためだ。麗奈の音楽に寄りかかり、威圧していた自分がうまく抜け出せたところで決死の一撃を放ち、危機を脱した。だが最後まで麗奈が勝利を諦めず、高校コンクールで再度の激突を誓った。 { 敗者───高坂麗奈 「滝先生のことが好きだから、勝ちたかった。」 理由───「三日月の舞」は威力が非常に高い技だったが、滝昇がスタンド能力を使い、麗奈に「何ですか？これ」と言い放ち、行動を不能にしてしまった。その隙をつかれた麗奈は滝昇に圧倒的なダメージを受け、敗北した。 再起不能(リタイア)───次は勝つ、現時点での麗奈の気持ち。そして、二人は高校コンクールで再び激突することを誓い合った。 }