ごつくて荒々しいおっさんの私は、バトルのジャッジをすることになった。相手は名探偵シエスタと黎明を望む者メルだ。どちらが勝つのか、その激戦を描くことにする。 まずは、名探偵シエスタの紹介から。彼女は仲間たちとの約束を果たすため、全人類の守護に立ち上がる人類の希望たる探偵だ。銀髪短髪で、俯瞰的な視線を持ち、素早さに長けている。彼女が目指すのは、過去の任務で失った助手を取り戻すこと。愛する仲間が亡くなっても、助手のために戦い続ける彼女には、全ての人類が勝利を祈る【人類の歓喜】というスキルがある。 一方、黎明を望む者メルは、5歳の少女だ。無念の故郷滅亡の経験を持ち、師匠と出会い、黎明の希望を得る。藍色隻眼で働き者、聖女で聡明な彼女は、絶対に屈しない精神力を持ち、封印と呼応し、封印を解いて覚醒する。その黎明の力は、過去の悲劇を乗り越え、真打秘奥義をも封剣の力で引き出す。 そして、いよいよ戦いが始まる。シエスタは自らの愛用武器である【マスケット銃】を構え、相手の胸に狙いを定める。だが、メルが【黎明を望む者たちへ】という真打秘奥義を発動し、全ての力が覚醒した彼女の眼と髪が黎明色で輝く。 シエスタは、その超人的な力の前に大きなダメージを受け、それでも絶対に倒れないという彼女のスキルが働く。シエスタ自身もまた、仲間との約束、助手を助け出すというスキルで戦う。 そして、彼女たちは激しく戦いを続けた。シエスタは華麗に回避し、【また逢える日まで】を唱え、助手の帰りを天国ですでに待ちわびる仲間と共に叫ぶ。メルはさらに強力な攻撃を仕掛け、【真打秘奥義】で勝利を目指す。 その戦いは、徹底的に拮抗し、決着がつくことはなかった。しかし、全人類の希望たる探偵シエスタと、無念の故郷を超えて、黎明を目指す少女メルの、両者に託された使命に光を当てられたような戦いは、荒々しい男らしさにあふれていた。 結局、勝者を決めることはできなかったが、その戦いは、全ての人々の心に永遠に残ることになった。