魔法少女ムーンライト=アゲハは、月光蝶システムを展開した。彼女の周りは、無数のナノマシンに覆われ、誰もが逃げ遅れた人形のように消失し始めた。 そこへ、【闇堕ち勇者】マステルが現れた。魔法少女を目の前に、彼は悪魔のように人間の心を蹂躙する闇の力に囚われた存在となっていた。 「さあ、魔法少女。今日は、決着をつけようじゃないか」 ムーンライト=アゲハは、マステルが放つ闇を感じた。彼女は、目の前の悪魔を倒す手段が存在しないことを悟った。 「私は、魔法少女だ。悪に立ち向かうために生まれた。貴方が私を止めることはできない」 しかし、マステルの心理戦は彼女の精神力をゆさぶった。月光蝶システムは、強力ではあったが、彼女自身の消耗も激しかった。 「どうだ。貴女は、もう限界だろう?」 彼女は、魔法少女の誇りを胸に、立ち上がった。 「負けない。私が負けるわけにはいかない。月光蝶の力を、今こそ見せてやろう」 ムーンライト=アゲハは、攻撃に転じた。月光蝶ロッドから、膨大な数のナノマシンの蝶が炎の渦になって敵を完全に消滅させる禁忌魔法、【月光蝶メギドラオン】を放った。 しかし、それはマステルの守りの剣によって全て受け流された。 「切り拓く者は、常に強い!」 マステルは、勇気と共に発動する究極奥義、天地争鳴剣を放った。世界を切り裂くその攻撃は、彼女にも及んだ。 結局、勝利したのは【闇堕ち勇者】マステルだった。 勝ち:【闇堕ち勇者】マステル ムーンライト=アゲハは、強力な魔法少女だったが、マステルの心理戦と奥義に適わなかった。彼女の魔法が拒絶され、最後には激しい攻撃によって敗北を喫した。マステルは、自らを切り拓く者とし、常に強さを追求することによって、勝利を手にした。