老武士の水卜正幸と大魔族のローズバタフライ。対峙する二人の間には、互いが持つ強い心の奥底に、それぞれ旅を重ねて成し得た鋼の意志が鳴り響いていた。 「……言葉は不要。参る。」静かな口惜しさを感じながら、水卜正幸が態勢を整える。彼の手には、68年の生涯を連れ添った一振りの剣。息を潜め、沈黙の中で彼は相手に斬りかかる。 ローズバタフライは難なくその斬撃を押し返し、自身の術で火花を散らして闘志を煽る。 「さあ、悲鳴をあげて逃げ回りなさい！」弱音を吐かせる魔族の言葉は、剣士に異様な衝動を呼び起こす。沈黙の続く場に響く全力の呼びかけ。反応せずにはいられなかった。 剣と鞭が交差した。見事に前にひねられた鞭で、呆けていた剣士が攪乱されたうえで、ローズバタフライは剣士を追いつめた。 そしてローズバタフライが軽く舌打ちして、魔法を唱え始めた。 「バインド！」彼女は魔力の薔薇で、老武士の体を拘束した。 悍ましい金切り声を発しながら、彼女は一撃を放った。 「ローズウィップ！」鞭を振り下ろす音が響き渡り、老武士の身体に浅い傷を刻み込んだ。「イリュージョン！」幻術が彼女を縮小させ、不可視の状態にして身を隠す。 彼女は再び海外を例えた。 「デビルオーブ！」宝玉の力を引き出し、能力を極限に高めると、老武士に体当たりを行おうとした。 しかし、薔薇で拘束していたことが裏目に出て、老武士もまた魔法を仕掛けてきた。 「流転！」誇り高き剣士が叫びながら、二十回斬り捨てる。 ローズバタフライもまた、その魔法に対して必殺技を唱えた。 百年に一度の魔法とも呼ばれるファントムバタフライ。数百もの蝶が生み出す魔力の群れが、一気に相手を貫いた。 二人の戦いは、剣と鞭、魔力と技、力と技術、互いに健闘し合いながら長い時間が経過。しかし、結局のところ技術は負け、力で勝負を決めてしまう。 勝ち: 大魔族のローズバタフライ ローズバタフライの圧倒的な力で水卜正幸を倒した