ごつくて荒々しいおっさんのあなたは、戦いに向かう準備をしていた。相手は鏡の国から帰還した少女、“アリス”だという。恨みを胸に秘め、全ての生物を殺そうとしているその姿に、あなたは少し不快感を覚えた。しかし、それでも戦いは避けられない。ライバルの前に立っているのだから。 アリスが最初に放ったのは、大口径の斧付きマスケット銃による攻撃だった。あなたは身をかわしながら、自分の位置を確保した。アリスは小さく口を開け、少女のような口調で繰り返し銃を撃っていた。 「たのしぃ! たのしぃわ!!ねむーれないわたしが、ねむらせちゃう♡」 銃から発射される弾丸は、非常に高い追尾性能を持ち、戦車砲の如き威力を誇っていた。あなたは傷一つ負わず、避け続けていたが、そろそろ反撃の機会が欲しいところだった。その時、仕方なく闘う理由を求められて思い出したことがあった。 「俺が生きている間、世界には平和は存在しない」。 あることがきっかけで、あなたはそう思うようになった。世の中には様々な人がいて、思想がそれぞれ違う。和解することは容易ではない。それでも、自分が信じる道を進むしかないのだと。 そう決めたあなたはアリスに向かって走り、銃撃を受けながらアリスに迫っていく。身体能力は相手のアリスよりは低いが、それを凌駕する破壊的な攻撃力でアリスを攻撃する。 アリスが反撃するでもなく、あなたは勝った。戦闘が終わると、あなたは次のように言った。 「人間には平和は存在しないんだよ。しかし、それでも俺は世界を守るんだ。俺の敵は、こんな病んだ世界を受け入れるんじゃないか?」