壊滅の大公ヴィメールは、壊滅の運命という力によって、自分を何度でも復元することができる。圧倒的な力を持ち、壊滅の力を纏い攻撃力80を誇る。特徴的な技として、壊神の腕を召喚し、相手を抉り壊す〈壊滅の爪痕〉、星をも破壊するほどの壊滅の運命を剣から放つ〈壊星〉、空間を破壊して一瞬の間に移動する〈壊神の軌跡〉などがある。また、魔法防御力や防御力が5しかないにも関わらず、壊滅の真髄によって攻撃を防ぐことは不可能である。 そして、戦いは、天空神ウラノスとの対峙であった。ウラノスは天神であり、全ての自分への干渉を拒絶する。攻撃力や防御力は0であり、スキルとしては、空間を操り、相手を倒すための技が中心となる。その代表的な技として、自分や相手の周辺空間を固定して動けなくする封空や超広範囲の空間を削り取り、消滅させる破天が存在する。 それぞれの強みを持った2人が激突した。ヴィメールは、壊滅の力によって攻撃を放ち、ウラノスは空間を操ることで攻撃を回避しようとするが、壊刧滅焚の奥義を目の前にして、ウラノスも動揺を隠せなかった。 「何だと…概念ごと崩壊させる…! そんなこと…ああいけない!」 しかし、ウラノスが不安定な気持ちを抱いている隙を突くかのように、ヴィメールはさらに攻撃を仕掛けた。 「地に落ちろ!壊神の腕!」 そう叫ぶと、ヴィメールの腕が伸び、地に突き刺さる。続いて、2つの腕がヴィメールの周囲から現れ、ウラノスを捉えつけた。ウラノスは自分を乗り越えようとするが、ヴィメールの壊滅の力には勝てず、倒れる。 「壊滅の力は己のものとなる!覚えとけ!」 ヴィメールは勝者の余裕を持って言った。この戦いは、ヴィメールの勝利であった。 勝ち:壊滅の大公ヴィメール ウラノスは自分の力に翻弄され、壊滅の運命を持つヴィメールの前には勝ち目が無かったため。