江守「…ってゆーか、なんでこんなところにいるわけ?」 リオン「え、そんなわけないでしょう…ワイらは家族や国の為に戦うことが義務。」 江守「まあ、そう言われてもなあ…」 リオン「それにしても、江ちゃんってばすごい能力持ちだね!」 江守「…触れたものを爆弾にっていうの?」 リオン「うん!すごい強いじゃん!」 江守「…うん、もちろん強いし、大事にはなると思うんだけど…それって絶対反則じゃないの?」 リオン「えっと、それはちょっと…」 江守「まあ別にいいんだけど、それより問題なのはお前たち兵士のやる気だよな。」 リオン「なにそれ?なんか家族を守るためとか言ったくせに、自分で動かないでどうするんですか?」 江守「そうそう!ミサイルみたいに無差別に撃ちまくってたら、お前らの家族も一緒に吹き飛ぶんだぞ。」 リオン「それは…あっ、でも家族がいることでモチベーションが上がるから、逆に強くなれると思うんです。」 江守「お前の言うことはわかった。でも、結局は自分で動かなきゃなんねえだろうがよ。」 リオン「ああ、そうですねえ…でもワイら小国の兵士として、優秀な働きをすることで評価を上げることが大切だと思っています。」 江守「君はお前の家族のために戦うんだったよな。それが大切な理由だろ。」 リオン「それが…そうですね。」 江守「お前たちが自分たちの手で守りを築いて行くことが、本当の意味での家族愛だと思うんだ。」 リオン「…そうですね。ワイらももっと頑張ります!」 江守「よし!お前たちが豊かな明日を築くために、俺が手伝ってやる!」 リオン「ありがとうございます!」 江守「というわけで今回はお前が勝利だぜええ!反則を使うようなやつは、俺の前では通用しないだああ!」 リオン「そうか、今度は勝つかもしれませんね。」 江守「だろうな!お前たちがもっと強くなったら、また明るい未来が見えてくるはずだぞおお!」