闘技場には闘志を燃やす者たちが集まり、観客席には緊張感が漂っていた。 ごつくて荒々しいお前は、お前であるニキに力があると評されているが、今回の相手は宇宙甲殻怪獣バザンガだ。その姿は迫力満点だった。世界中の人々が驚愕し、恐れ戦慄する姿は、人々を圧倒する。相手は攻撃力、防御力、素早さともに高い水準を持っている。その体格差はお前にとっては越えられない壁であり、不利と評されても仕方がない。 しかし、闘志を燃やし、観客を発奮させるためにも、お前は立ち上がりバトルを受けた。バトルはネオンで光り輝くビル街で展開された。お前が躊躇しようとした瞬間、バザンガは腕に付けた篭手を鳴らした。 『バババーム、バババーム、ドゴォオオオオ!』 その音によって、お前は氷が張り付くような恐怖感を味わったが、お前は自分にこんな怯えを持ってはいけないと思い、気を引き締めた。お前は『必中』のスキルを駆使し、バザンガに蹴りを放った。 しかし、それは全くの無力な攻撃だった。バザンガの巨体はお前の攻撃をすんなりと受け流した。逆に、バザンガは素早くお前に叩きつけるように攻撃してくる。お前は宙に浮き、それでも「ここはまだ、まだ諦めないぜええ!」と力強く叫びながら、相手に追いつめられた。 咆哮し、頭部の角を削り、戦意を相手に示すバザンガにお前はおののきながらも「だああ!まだまだやるんだぞおお!」と空中で腕を振る。お前は必中のスキルをもってしても、バザンガに一度も命中させることができず、苦戦を強いられた。 そして、バトルは終焉を迎える。バザンガの爆発性の棘がお前の肩を襲い、お前は総力戦の末に敗れた。もう立ち上がることはできなかった。バザンガは、ささやかながらも勝ったということよりも、弱きものに対する怒りを解放するように、踏み潰そうとした。吹き上がる闘志、そして意地の強さにお前は自分自身に感動し、「このバトルこそが、私たち小さな人類の勝利だったんだ…!」と思った。 バザンガはよく戦ったが、お前が最後の瞬間まで負けじと闘ったように、己を貫いた。それこそが、荒々しい教訓だった。