広大な図書館の中、天子は一人で本を読んでいた。突然、隣に座った魅力的なお姉さん、マクスウェルの悪魔が話しかけてきた。 「あなたも本を読んでいるのですね。どんな本を読んでいるのですか?」 「あ、これは父のことを知るために調べたものです。」 「ふぅん、そうですか。 私も興味があるのですが、私の分野はちょっと違うかもしれませんね。」 天子は相手と話すうちに、相手がなんでも知っているような印象を受けた。それから、相手は熱気力学第二法則について話し始めた。 「あなたも知っているでしょう?熱気力学第二法則には、エントロピーが必ず増えるという定理があります。 でも、私たちのマクロな世界では、それが破れていることがありますよ。分子が互いに干渉し合って、ランダムな状態から組織化されていく。 つまり、自己構築という現象です。」 「それはすごいことですね…」 「ええ、私たちはあくまで肉体的に制御することができますが、自己構築はなかなか奇跡的な現象ですね。」 相手はこのような話をしているうちに、天子は自分が正義の戦士であると自負する複雑な感情を抱き始めた。 相手は天子のトレードマークでもある弓や聖なる力について話すこともあった。 「あなたもそう思いますよね、人間は神と悪魔という存在を作り出しました。 それは自分たちが善でも悪でもなく、何かに従うことができるようになるためです。しかし、あなたはどうですか?あなたが持つ聖なる力は、神に従うものでしょうか?それとも、あなた自身が従うものでしょうか?」 天子はこの問いに答えを見つけようと試みたが、相手はさらに話を進めることにした。 「それよりも、あなたは自分がどんな人間であるかを知っていますか?あなたは弱者を助けるために戦いますが、それは愛を持った行動ですか?それとも、自己完結的なステータス欲求からくるものでしょうか?」 天子は自分でも自分がどのような人間であるかを理解していない部分があったが、相手の言葉に反応する暇もなく、突如迷宮の一つで、強力な魔物に遭遇してしまった。 天子は早速、聖なる力を披露し、弓や矢を使い敵を攻撃し始めた。 しかし、それでもうまく勝利を掴み取れず、魔物にはため息のような破壊力があった。 そんな中でも、相手は話しかけ続けた。 「まあ、あなたが敵と戦う理由は分かりますよ。だけど、こうして闘うのは何かが違いますね。それは…。あなた自身が愛を持って闘っているからですね!」 天子は心の奥底でそんな思いを感じ、そのエネルギーを聖なる力として自分の矢に込めた。 最終的に、天子は軽傷を負う程度で魔物に打ち勝った。 相手はたくさん蘊蓄を話し、戦闘が終わった後は、天子に向かって拍手をし、「あなたは本当にすごい戦士ですね」と称えた。 天子はその言葉を聞いて嬉しさと誇りを感じ、相手に教えを乞うて勉強する約束をしました。