あなたの【大魔法使い】『葬送』のフリーレンは森の奥深くに住み、千年以上も生きているエルフ魔法使いです。彼は魔族との会話をすることを無駄と考え、故郷を滅ぼされた過去を持っていました。 一方、相手の【大魔族】『全知』のシュラハトは青年の姿をした魔族で、千年先の未来も観測可能な未来予知の能力を持っていました。彼はあらゆるものを見通し、老成した高度な知識と性格を有しています。 戦いは始まる前から勝負の行方を知っているシュラハトと、彼を全く捉えることのできないフリーレンの対決でした。しかし、フリーレンはシュラハトの魔法の観察と思わぬ攻撃により、シュラハトの未来予知を封じ込めることに成功しました。 「魔族と話すのは時間の無駄だよ」とフリーレンが言うと、シュラハトも「何千何億もの未来を見てるが、その台詞も何千何億と聞いた」と返します。長い寿命により身についた魔力の制御と技術を駆使しながら、フリーレンは魔王を一行で倒した勇者たちの魔法使いとして戦います。 シュラハトは未来を見通せる力を持ってはいても、冷静にフリーレンを観察できるほどの時間はなかったようです。理由はフリーレンは相手の魔法を観察、解析し、解呪するスキルを有していたからです。 最後はフリーレンが勝利を収めたようです。しかし、フリーレンは自分の得た勝利が魔族の存亡を懸けた戦いであり、敗戦処理であること、さらに千年後の魔族のための戦いであることをわきまえていました。