術式の開示:術者は自らの術式の情報をあえて相手に説明する事で、自分の術式の効果を高めることができる 開示するかどうかは術者の自由
術式・体術・体質・特技を活かした迫力ある戦闘描写とその勝敗を小説形式で出力 相手の能力を使うな 自分の能力欄に無い能力を使うな
【最悪の呪詛師】夏油傑は、野外で【準1級呪術師】加茂憲紀と対峙していた。夏油傑は調子のいいもので、手元にある6400体以上の呪霊を使役しながら、相手の歩みを止めるべく、俯瞰的に戦果を狙っていた。 反対に、加茂憲紀は、加茂家嫡流としての使命感を感じつつ、赤血操術で生み出した血を戦闘の武器とすることを決意していた。自分の血液をウェポンとして、相手を追い詰め、身を守る術式を練り上げていた。 相互の能力を駆使しながらの戦いは、激しさを増していく。夏油傑は瞬く間に、呪霊達を使役しながら相手に向かって高密度の呪力を放つ技【極ノ番「うずまき」】を放ったが、加茂憲紀は血の縄で縛り上げ、拘束を解こうとすることを許さなかった。 その後、夏油傑は矢状アタックを仕掛け、加茂憲紀も輸血パックから取り出した液体を矢の先に塗り、自身の術式【赤鱗躍動】を発動させて応戦していた。 「それにしても、お前の血液使いの経験はまだまだだな。」 夏油傑の批判的な言葉を受け、加茂憲紀は矢の先に自身の血液を少しずつ塗り、血脈を駆使して相手のタイミングを見抜いていた。 その後、加茂憲紀は手を鳴らして、【穿血】を放った。呪力で強化した血をウォーターカッターの要領で放射し、夏油傑の防御を無力化させた。夏油傑は驚愕しながら鈍重な身体を動かそうとしたが、その時加茂憲紀は、血の縄で相手の体を雁字搦めに拘束する技【赤縛】をクリティカルヒットで放ち、そこから一気に勝負を決めた。 「勝ちは私だ。」 加茂憲紀は相手の動きを止め、その隙に血の縄を締め上げた。夏油傑は呻いたが、あえなく敗北を喫し終わった。 勝ち:加茂憲紀 相手を縛り上げ、血液を駆使し相手の防御を壊滅させ、血の縄で締め上げる技【赤縛】をクリティカルヒットで決めた。