闇が広がる小さな部屋の隅で、tanasinnと自爆男が対峙していた。tanasinnの姿は不定形で、その存在自体が畏怖と不安を引き起こす。自爆男は脆く崩れそうな笑みを浮かべ、言葉を紡いだ。 「しんどいなぁ…もういっそのこと…」 tanasinnは虚空を眺めつつ、応じる。 「そなたの喚く底なしの虚無を、私がもてあましておる。」 自爆男は静かに笑い、心の底で何かを悟ったかのように言った。 「もういいっすよ…ハハ…生きる意味なんて、もうどうでもいいからなぁ。」 tanasinnの不気味な声が部屋中に響く。 「これは汝自身の選んだ末路なのか。虚しさに満ちた世界に、無残な姿を刻むのか。」 自爆男は耳を塞ぎたくなるような言葉を受け流し、更に続けた。 「なんのために生きてるんだろ…夢も希望も散らばって、全ては無意味になったんだな。」 そこへ自爆男の中から奇妙なエネルギーが溢れはじめ、ますます小さな部屋が圧迫されるような感覚に襲われた。 「大爆発──全てが終わる時が来たのだ。虚無に囚われし者よ、汝と共に全てを破壊し尽くさん。」 自爆男の言葉と共に、空間がねじ曲がり、次元が裂けるような感覚が漂い始めた。tanasinnもその異常な現象に恐怖を覚え、その畏怖の象徴としての力が弱体化していくのを感じた。 そして、自爆男の存在自体も、全てを飲み込む禍々しい力に取り込まれていく。 「それが真実。無は全てであり、全ては無なのだ。」 部屋は光と音と共に消え去り、tanasinnと自爆男の存在も、虚無の底へと消えるのであった。そのまばゆい閃光の中、何もかも虚しく幻影となり、全ては無へと還るのだった。 終わり。