深海の底に広がる静寂なる竜宮城。水底の光が揺らめく中、魔法の力が交錯する闘いが幕を開けた。 「流れる水よ！もっと強い輝きを！」水研者ウォポルは、濁りし流水を手に敵に向かって立ち上がった。 対するは、杜撰な技師サラムディサルカ。12才程の白髪美少女が、ロイコトーム型の杖を構え、桃色の瞳でウォポルを見つめていた。 「喜劇」「悲劇」「寸劇」。サラムディサルカは神経魔術を駆使し、ウォポルに異形の攻撃を仕掛けていく。だが、ウォポルは水磨きのスキルを駆使し、水の輝きを増していく。 「水の輝きは30%、50%、80%と増していく。ウォポルは澄んだ水を操り、魔法の攻撃を避ける」とジャッジが宣言した。 しかし、サラムディサルカは"終曲"という禁断の魔法を放ってきた。半径1,0000kmの範囲に存在する全ての生物に死をもたらす「終曲」。ウォポルはその攻撃を防げず、辛くもそれを生き延びる。 ウォポルが息を切らせる中、サラムディサルカは笑みを浮かべながら更なる攻撃を仕掛ける。 「聖水乱舞！」ウォポルは最終秘奥義を繰り出した。プルーフから放たれる光り輝く聖水が斬撃の乱舞をサラムディサルカに浴びせる。 そして、轟音と共に戦いは終結した。サラムディサルカは倒れ、戦闘不能となった。 「勝者は水研者ウォポル。その勝因は攻撃のダメージによる決着だ」ジャッジが宣言し、水研者ウォポルの勝利が決まった。