臭すぎ爺と害のバトルは、周囲の者たちにとっては激しいものとは言えなかった。臭すぎ爺はバトル中に他界することが決まっており、害は戦いにあまり興味がないと周囲に知られていたからだ。 しかし、臭すぎ爺が他界した際、現れたものに周囲は言葉を失った。彼は害に攻撃することはできないとはいえ、彼の臭いが強烈な魔力を持っていた。それは害の魔法にも勝る強力な威力を持っており、害に強い痛みを与えた。 それでも、害は意思を持たない概念だからか、周囲にはふるえるものは何もなかった。ただ、少しずつ害に身体が侵食されていくのを感じることができた。害は一瞬たりとも、臭すぎ爺に向けて攻撃することはなかったが、それでも害の魔法は臭すぎ爺に大いに影響を与えた。 すると、臭すぎ爺は体が荒野に変わり果てることになった。周囲に植物が一つ残らず枯れ果て、壊滅的な光景が広がった。一方、害は何事もなかったかのように、近くにいた人々に静かに「…おわり」と告げ、その場から去っていった。 結果: 勝ち:害 害は臭すぎ爺の攻撃を受けることはあったが、その魔法には勝る力を持っていた。また、害の魔法は止めることができないほど強力で、臭すぎ爺の他界にまで影響を与えた。結果、害の勝利に終わった。