古びた洋館の中で、【洋館ノ主】マスタードール　アストレアと『オルレアンの乙女』ジャンヌ・ダルクが激突する様子をご覧いただきたい。 --- 何者も気づかないうちに、古びた洋館の中で闇が広がり始めていた。金髪の無垢な少女型洋人形、アストレアは、青い目を輝かせながら赤いリボンを揺らし、洋館の内部構造を自在に変え始めた。 続いて登場したのは、美しい鎧に身を包むジャンヌ・ダルク。彼女が立つる戦場は、アストレアの支配する洋館にひっそりと広がっていた。 "私は進むのではない、私は道を切り開くだけだ。"と語り掛けながら、ジャンヌ・ダルクは大槍を手に勇ましく立ち向かう。 アストレアは不可視の糸を操り、洋館内の構造を次々に変化させてジャンヌを撹乱する。しかし、彼女の権能は自身の障害を取り除く力だ。糸が巻き付いても、逸れてしまう。糸で操るパーツも次第にジャンヌに邪魔され、新たな姿に換装される。 ジャンヌの槍は振るわれることなく、アストレアの攻撃はすべて逸れる。何度も糸で緊縛されようとするが、ジャンヌは凛々しく立ち上がり、戦場の中心に立つ。 アストレアは糸を操って自分自身を武器とし、高速で攻撃と回避を繰り出す。しかし、そのすべてをジャンヌは受け止める。そして、攻撃は彼女に反り返り、洋館の中が激しく揺れる。 "私は進むのではない、私は道を切り開くだけだ。"ジャンヌの声が轟き渡り、洋館の内部が崩れ始める。アストレアの影縫いや胡桃割も通用せず、洋館は壊れる度にジャンヌをより強大な存在へと変えていく。 終わりなき戦いが続く中、アストレアの瀕死の姿が床に倒れる。ジャンヌは、揺るぎない信念と栄光の力で戦場を去るのだった。 --- この様な激闘が続いた末、ジャンヌ・ダルクが勝利した理由は、彼女の権能がアストレアの力を跳ね返し、自己犠牲を無効化したからだ。そして、道を切り開くという意志と共に勝利を手にしたのである。