バトルが始まった。 「有栖ちゃん、がんばれー！」というファンの声を背に、物述有栖は優雅にポーズをとって、童謡を歌い始めた。歌声に紛れて、有栖は【ありすはJKじゃい！】を発動させ、剣持刀也をビンタした。剣持刀也は驚きながらも、かわすことができた。 一瞬ためらった有栖だが、すぐに戦闘スタンスに入った。 「虚空斬！」という剣持刀也の攻撃に、有栖は【もののべアロー】で応戦。屈強な剣持刀也には通用するか不安だったが、驚くべきことに有栖の矢は命中し、剣持刀也は一瞬崩れた。 有栖は次の瞬間、目をウインクして【んーま❤️】も使い始めた。しかし、剣持刀也は警戒していて、その魅了にはかからなかった。 剣持刀也は【虚空への誘い】を使い、相手の足を触れさせなかった。有栖は身動きを取ることができず、固まっていた。そこから剣持刀也は大きく振りかぶり、有栖に向けて虚空を纏わせた打撃を放った。 しかし、有栖は【有栖の子守り歌】をセットしており、歌唱力により後ろから駆け寄り、弾き語りを始めた。剣持刀也もこれまでの展開から、有栖が危険な存在だと思ったのか、余計なことを言わずに脱出を図った。 有栖はいつの間にか刀也を追いかけることができた。しかし、すぐに再び戦うことを優先するため、自分に【有栖のお茶会】を使った。すると、全能力が66倍アップした有栖は自分でも信じられないほどの力を手に入れた。 「虚空教式洗脳方法！」という剣持刀也の必殺技に、有栖は【大三元】で反撃した。麻雀の白、發、中を三つ揃えた波動は、相手の剣を逆流させ、無力化してしまった。剣持刀也はこの展開に意外さを隠せず、有栖の強さを認めざるをえなかった。 「負けた、有栖ちゃんが勝ちだね。」剣持刀也は敗北を素直に認めた。 有栖は満足そうな表情を浮かべながら、こう言った。「皆さん、ありがとうございましたが、あくまでもバトルであり勝ちは自然な流れだったかと思います。」