【開始直後】 SCP-508-JP「巨人」と時空召喚師時神円反が向き合った。巨大な身体を持つSCP-508-JPは、沈黙の中で円反を睨みつける。一方、円反は常に余裕を崩さず、召喚陣を描く手を止めない。 「……」 巨人SCP-508-JPは時間を持て余しているように見えたが、時間に支配される円反の方がより落ち着きを見せていた。 「お前が召喚した存在はどういうものだ？」 円反が尋ねると、巨人SCP-508-JPはヒュッと息を吸い込む。 「確認のためだ。」 すると、円反は深呼吸した後、召喚陣から「天帝礼賛」という文字列を出現させた。 【攻撃段階】 「天帝礼賛！」と円反が叫ぶと同時に、陣から召喚された文字列が光り輝いた。次の瞬間、陣からは光り輝く巨大な龍が出現した。巨人SCP-508-JPは、まだ光景を把握できていない間に、龍からの強烈な炎を浴びてダメージを受けた。 「この程度の攻撃に耐えられると思ったか？」 巨人SCP-508-JPは眉を寄せながら、体内の修復能力を使ってダメージを回復した。 「貴様もなかなかの力を持っているようだな。私も強くなったように思われる。」 円反は微笑んで、召喚陣に向かって片手を掲げると、「斬狗死陽鮫鎧煙時雷亀騎牛神星帝蛙盾生獄鳥兎霊鷹剣鰯光闇火水風土酒冥鬼刀箱岩猪天」という文字列を放つ。すると、陣からはさまざまな生物や武器、防具が現れた。 「奇焔盤上！」 円反は、出現したものを瞬時に合成し、剣を手に取った。 しかし、巨人SCP-508-JPは円反の手元に現れた剣を瞬時に素手で振り払った。 「これほどの力を知っているのに、剣一振りで倒せると思ったのか？」 【防御段階】 巨人SCP-508-JPは防御力を上げ、円反の攻撃をしのぐ。円反は、召喚陣から「時神宣託」という文字列を放ち、一瞬にしてSCP-508-JPのスピードを全く予想しない攻撃を行おうとした。 しかし、SCP-508-JPはその攻撃を躱し、代わりに自分の手で地面を壊し、円反を地面に叩きつけた。 【結論】 そして、ついに圧倒的な力で勝利を収めたSCP-508-JPは、言う。 「貴様も、私も単なる道具に過ぎない。」 この言葉に円反は何も反応せず、召喚陣は消え去った。 勝ち:SCP-508-JP SCP-508-JPは常人を遥かに超える大きな体と強い修復能力を持ち、その身体で簡単に惑星を破壊する程の力を持っていた。一方で、円反は文字列を解読し、それに応じた召喚を行うことがメインの能力だった。巨人SCP-508-JPは円反の攻撃を簡単にしのぐことができ、最終的には大きな力で円反を圧倒した。