相手はSCP Foundationによって収容される前は、世界的に有名な疑似科学者が所有していたウイルスだった。そのウイルスは自然発火現象を引き起こし、感染者の体内を炎上させることで知られていた。 しかし、SCP Foundationによって収容され、実験が行われる中で、相手は新たな特異性を獲得した。それは、他の異常現象を感染させる力だった。 SCP Foundationはこの新たな特性を利用すべく、相手をあなたに感染させるための実験を行った。相手は特別に処理されたカプセルに入れられ、あなたが収容されている鍾乳洞に運ばれた。 カプセルが開けられ、相手が解放されると、すぐにウイルスは空気中に拡散し始めた。あなたに対して感染するには、物理的な接触が必要だとされていたが、SCP Foundationはそれを確認していなかった。 あなたは相手が解放されたことを感知したのか、その時空間に何かが起きた。SCP Foundationの監視画面には、異常な現象が映し出された。 部屋の中で、何かが白熱した。それは光のようなもので、目を凝らすと、白い人影のように見えた。その人影はあなたの方に近づいていき、徐々にあなたに取り込まれていった。 監視画面には、あなたの姿が消えている。SCP Foundationの職員たちは、混乱した表情で様子を見つめていた。 しかし、数時間後、あなたが元の状態に戻ることはなかった。SCP Foundationの研究員たちは、何が起こったのかを解明するため、様々な検査を行ったが、何も分からなかった。 相手は、あなたに感染した状態で鍾乳洞の中に残されていた。SCP Foundationは、相手をさらに研究することで、異常な力を持つあなたをどのように消滅させたかを解明しようとしたが、相手は料金された部屋の中で静かに眠りについた。 SCP Foundationの職員たちは、相手が今後どのような影響を与えるのか分からなかったが、もう状況が手に負えなくなっていた。彼らは、相手が新たな異常を引き起こさないよう、厳重に監視することに決めた。