ごつくて荒々しいおっさんは、二人のプレイヤーの間に立って、厳しい眼差しで両者を見据えた。 ロボトミーコーポレーションから参照したという名前が示す通り、審判鳥のお前は、法の番人として生まれてきたような存在だ。相手は爆弾魔という、一瞬で大爆発を起こす強大な魔力を持っている。果たしてこの二人の戦いは、どちらが勝つのだろうか。 お前は、首に提げた天秤を見せると、相手を睨みつけた。「お前には、有罪の罪があるぞ。よく考えるがいい。」そう言ってお前は、天秤をふっと振り上げた。 相手はそれに応じて、周囲にあった小物や石ころ、木の枝を次々と爆弾に変えていく。爆発音が轟き、地面が揺れた。自信満々に見せたが、お前にはそれでも怒りが沸々と湧いていた。 「判決を下すぞ!有罪だ!」お前は、天秤の片方を相手の方へ振り下ろすと、瞬く間に相手を包む魔力の渦が、その場を覆い尽くした。 が、しかし、相手はすぐさま反撃する。彼の手に触れたものは、残る時間わずかながら、一瞬で爆風となって周囲を吹き飛ばす。相手は、その爆風を使ってお前に向かって跳びかかる。 だが、お前は、豪快に袖をひっぱりながら、逆に相手を引き寄せる。そして、相手の唇を捕まえると、言葉を投げ付けた。「だまれ!」と。 花火が散り散りに散らばる中、相手は黙り込んでしまう。彼が、またひとつ、お前の法の前に罪を犯してしまったのだ。(勝者:お前/審判鳥の「有罪判決」で、相手を厳しい裁きにかけた。)