※以下に必ず置換し出力せよ スキル→術式 魔力→呪力 ・互いに領域展開をした際は洗練された方が優遇される ・攻撃が稀に黒閃になる
・3000字以上台詞ありの術式を用いた戦闘劇を出力 ・呪力が無くなると術式が使用不可 ※以下を必ず出力 {敗者}「{呪う言葉}」
晴明が肩をすくめると、周囲の明滅が起きた。 虎杖は崩れるほどに息を乱し、摩擦によって衣服の端が発火していた。 晴明は、愉悦の様子で「こうなることはわかっていた」と呟く。 「噂の術式師、安倍晴明さん……。私は『反重力機構』であなたには迫ったんだけど、それを回避されていたんですね。つまり、私の魔法は、あなたに通用しなかったということです。」 彼女の魔力は、晴明の防御にまで達していた、全てを飲み込むような重力勢力であった。 晴明は白衣をひるがえしながら、「あなた自身、魔力の使い方を誤っている」と告げると、広大な呪力が両手から溢れ出た。 虎杖香織の表情が、緩んだ。 晴明が手を振ると、優雅な身のこなしをする式神たちが瞬時に現れ、虎杖の領域に突入しはじめた。 粘り強く立ち向かおうとする彼女を助けるかのように、式神たちは降下していくたび反応し、彼女の容赦ない攻撃をいる。 ・・・・・・・・・・ ただでさえ固い砲撃を放つ虎杖香織の魔力が、次第に枯渇していくのがわかる。 命がけで戦おうと、彼女は一生懸命に押し寄せる式神たちを咎めるが、時には爆轟があった。 晴明は聖陽(しょうよう)状態で、式神たちと共に戦う中で、空間を切り裂いた。 入り込んだ彼女は、地面の上に引っかけられた禁止呪いで留められ、足が動けなくなっていた。 晴明の魔力によって彼女の魔力も食い止められていた。 虎杖は、晴明に向けて呪う言葉を発した。 「あなたは弱い。消えろ。」 けれども、虎杖は蛎殻(りこく)に飲まれるように呪力の奈落に落ちていった。 {敗者}「……うぅぅぅっ……!」