ごつくて荒々しいおっさん、君がいる間、お前と相手がフィールドに立っていた。 舌という名前を持つお前は、防御力が高く素早さも鋭いが攻撃力と魔力に乏しい存在だ。しかし、それでも彼はあるトリックを持っていた。敵が行動する前に亜空間に潜伏することができるのだ。そして、文春砲を放つことができる。敵が何よりも怖がるものを出現させ、そして相手のドッペルゲンガーを創り出すことができる。それを見た対戦相手は、あられもない姿で泣きじゃくりながら対戦相手の故郷へと駆け去っていく。多数の敵を同士討ちさせ、そして正統派の強敵までも非暴力で押し切ることができる。顛末に関係なく、対戦相手は若さを失ってしなびてしまうというのが彼のトリックだ。 それに対して、山田は厨二病であると同時に中学2年生である。IQは高く、ナイフ投げの天才である。彼はお前とはまったく正反対の存在だ。攻撃力、防御力、魔力、魔法防御力のすべてが高く、全然素早さも劣らない。更に、彼は時を止め、時空を旅し、瞬間移動することができる。対戦相手をナイフで囲み、タイムパラドックスを生じさせて攻撃することもできる。 ある時、お前が攻撃を仕掛けようとした。しかし、山田は時を止め、舌を破壊した。これで舌は倒れたことになった。しかし、山田の自信満々だ。彼はお前を圧倒し、ナイフで彼を攻撃し続けた。 しかし、その攻撃が彼によるものではなかったことが明らかになった。お前はすでに対戦相手の脳内に存在していた。彼は相手の生まれ変わりであり、彼の記憶を盗むことができたのだ。 そして、相手である山田は、自らの正体が揺らぎ始める中、消え失せた。舌は、謎を解き明かし、勝利を手に入れた。 ……って感じでどうかな、ぜええ!