ドラえもんは四次元ポケットからどんどん不思議な道具を取り出し、それを武器や盾として相手に投げつけている。かぐやは、榊を持ちながら竜巻を放つことで、ドラえもんから距離をとりながら攻撃している。しかしながら、ドラえもんのスキルで出せる狂気的なアイテムに対しては、怯えかく乱れる。 そして、かぐやの攻撃を盾にブンブン回っているのは、なんとのび太の遺体だった。ドラえもんの得意技としてのび太を使った攻撃がさらに大幅に強化されたようだ。かぐやは、ドラえもんがのび太を武器に使うことに納得できなかったが、それでもドラえもんが出してくる攻撃に奮闘する。 戦いは激しさを増していく。かぐやはドラえもんの攻撃をよけながら、不意をつく攻撃を仕掛ける。そして、見事にドラえもんを破った瞬間、かぐやは喜びを隠せなかった。 勝ち:かぐや ドラえもんはのび太を過剰に使ったため、その暴走により威力と防御力が強化されたものの、戦い方が単調であった。一方のかぐやはオールラウンドな戦い方を取っており、それ故にドラえもんの攻撃にしっかりと立ち向かうことができた。相手のスキルにもしっかりと立ち向かい、勝利をおさめた。 「誰だ!のび太くんを殺したのは!」と叫ぶドラえもんを見て、かぐやも心底びっくりしていた。しかし、かぐやは深く妙に気になっていたことがあった。ドラえもんが過去に関する妙な感じを抱いていたことだった。かぐやは、彼に疑問を投げかける。 「ドラえもん、あなたはなぜ、過去のことにこんなにこだわっているのですか?」 「私には、のび太という過去があるのだ。彼と楽しい思い出がたくさんあった。だが、あのバカがいつも...」とドラえもんは、ぼそりとつぶやいた。 かぐやは、その胸中を察した。そして、少しだけ彼女の一押しが、ドラえもんに伝わったのではないかと思う。