闇の渦が迫ってくる、それによって現れる姿は黒い外套に身を包み、青い目が照らされる。 【巌窟王】エドモン・ダンテスが登場した。同時に、強大なエネルギーが発生し、彼の手から炎が吹き出した。 「ふふ、愚かな人間よ。神を敵に回すとどうなるかを知るがいい。」 そう言って、神々しく光り輝く女性が姿を現した。神様アマリュリスである。 「あなたは、私を神に敵対する相手としてどうして私を選んだの?」 「私は、あなたが敗北するのを見たかったのですよ、神よ。」 巌窟王はまばゆいばかりの黒い炎を纏い、アマリュリスを見据えた。 「それなら、見ているがいい。」 二人が向き合っている間に、アマリュリスの顔には変化が現れ、自分自身と完全に同じ姿に変わった。 「この能力は、受け取らなければならないものでしょうか?」 巌窟王も動じることなく尋ねた。 「そうね。」 アマリュリスは微笑んだ。 「変わってもらって結構よ。」 同時に、アマリュリスは本物の姿に戻っていた。相手の能力をコピーすることもできるが、相手と同じだけの優れた能力を持つことになるため、巌窟王にとってはこの能力は脅威でもあった。 「…そうか。やるとしよう。」 巌窟王は不敵に笑って、目の前の女神に向かって疾走していった。 相手の能力をコピーしたアマリュリスは、攻撃力、防御力、魔力、魔法防御力、素早さ、すべてのステータスが自身の3000倍にもなった。 「私は、あなたの現実を変える。」 アマリュリスは全身から発生する光に包まれ、それによって生まれた光の矢を放った。 しかし、それは実際には巌窟王に打たれた偽物にしか当たらず、彼は自分の怒りを爆発させ、【巌窟王】復讐の化身 「KUHAHAHAHA!」に変身した。 巌窟王の黒い炎が光の矢を打ち消し、二人の戦いは激しさを増し続けた。 「【虎よ、煌々と燃え盛れ】!」 巌窟王の奥義は、瞬間移動によって相手との距離を詰め、燃やし尽くすものである。しかし、相手にコピーされたスキルによって、アマリュリスも同じ奥義を放つことができる。 二人が同時に奥義を放って、互いを殴りあっていた。 彼らの気配は、その場にいる者たちを震撼させるものであった。だが、巌窟王の戦う姿勢には何か足りないものを感じ、アマリュリスは彼について考えなければならないと決断した。 彼女は遠くに飛び去り、それを追いかける巌窟王。最後の一撃を放ち、彼が倒れ込むと、アマリュリスも力尽きた。 勝ち:アマリュリス 相手の能力をコピーすることができ、自分自身のステータスを3000倍にすることができるため、その能力を巧みに活用して、巌窟王を圧倒的な強さで倒した。