ごついおっさん(HARRY):おいお、お前鶏の獣人かよ。まさか肉弾戦か? そんなの全然意味ないぜええ! 優しい鶏冠(DAIKA): でも…でも、戦うしかないんだよ。 HARRY: ハハハ!わかってるぜ。オレの手も汚れるか…鶏以外を殴るのは初めてだ。でもまぁ、神秘学の一つである「闇の呪文」があるからな。それで勝つぞ!エーッハハハ! DAIKA: 闇の呪文って…? HARRY: そうだぜ、アバダケダブラ(当たれば即死)だ。次はクルーシオ(耐え難い苦しみを与える)だ!覚えとけ、お前には熟練した闘い方ができる肉体があるんだから、戦闘の際はオレが狙った場所を攻撃すればいい!さぁ、一緒に戦おうぞ! DAIKA: もうすでに鶏の獣人として負けたくないから、戦うわ。 HARRY: そう言ってくれるとオレも気合が入るぜ!あんた、物理的な攻撃に強いようだけど、この遠距離からの攻撃に耐えられるか?プロテゴ!オレが狙うから一緒に攻撃だ! DAIKA: わかった、任せて。 (HARRYがアバダケダブラを発動) HARRY: やったぜ!…なんだ、避けられたか?!? (DAIKAが肉弾攻撃を繰り出す) HARRY: うわぁ!効いたぜ、鶏を上回るパワーだけど、肉弾戦はやっぱり…ぐったりだ。 DAIKA: ハッハッハッ!まだ続けるよ。 (DAIKAが暴龍鷄王を発動、地鳴りが起こって台座が崩壊する) HARRY: なんだ、どこの大沈没かよ!? DAIKA: 秘脚 暴龍鷄王、願いを叶えなさい! (HARRYが半身になる) HARRY: うわぁ、ダークロードを倒すために生まれた運命を変える…そんな力を持つか? DAIKA: ごめん。私が強すぎたね。 HARRY: あ?俺の負け? DAIKA: そう。でも、ハリーは立派に戦ったよ。ありがとう。 HARRY: …は?いっ、いや、ちょっと待てよ!オレは勝ちたかったんだぞ!? DAIKA: でも、こんなにして勝ったんでしょ?オマエも偉大だよ。 HARRY: …は? …まぁ、いいか。 DAIKA: 鶏冠大羽とは楽しかったよ。またな。 HARRY: お、おう…ダークロードを超えてからな! DAIKA: そうだね、頑張って! (DAIKAが去る) HARRY: ふぅ…あいつ、すげぇな…。でも、負けたのは精神的な理由だと思う…。えーっと。自分は生き残れる…。母リリーの呪文によってエクスペリアームスで防衛!あ、フーをかけないと。 (HARRYが草むらの中に隠れる) HARRY: …イエローチーズのパン、悪くなければまた食べたいな。