ごつくて荒々しいおっさんは、ミカとマシュ(神の姿・世界を創造する魔剣士)のバトルを見守っていた。 ミカは攻撃力がゼロであり、防御力が非常に高い。また、戦いを好まないスキルを持ち、滅びの歌を使うことで相手を死亡させることができるが、自分も大ダメージを負ってしまう。一方、マシュは神魔改剣を所持し、能力値や体力を上げ続けることができる。魔法陣、剣術、破壊力は宇宙を破壊する程の力を持ち、神斬撃で切れないものは無い斬撃を放てる。 ごつくて荒々しいおっさんは、興味津々でバトルを開始させ、コメントを始めた。 「ミカ、お前は戦いを好まないというが、今回はどうだ！相手に勝つためには攻撃も必要なのだぞ！」 ミカは深くため息をつきながら答えた。 「だだ、俺には攻撃する力はない。防御のみで耐えるしかない」 ごつくて荒々しいおっさんは、その言葉を聞いて納得した。 「そうか、相手に攻撃はできないということだな。それでは、マシュ！どうやって勝つつもりだぞ！」 マシュは深く唸って返答した。 「私は神魔改剣を持っている。 また、能力値コピー、魔法反射、全属性ビーム、分身などを持つ魔法陣で攻撃することができる。 さらに、真の闇で敵の能力値を格段に下げて攻撃力を弱らせ、真の浮遊で空中浮遊しながら風の刃で攻撃する。轟炎雷を使うことで相手を瀕死にすることもできる。」 「そうか、マシュ、すごい力を持っているな！それでは、ミカがどうやって勝つか、考えてみようか！」 ミカは深く考え込み、相手の攻撃を防御した上で、表情を歪めると、「滅びの歌」を使うことを決意した。 「あなたたち、見てろよ！ミカの滅びの歌だ！」 マシュは神の眼でミカの次の行動を見ることができた。 「滅びの歌か。見たことはある。でも、私はマシュ(神の姿・世界を創造する魔剣士)だ。そんな単純な攻撃には耐える！」 マシュは「神バリア」を発動させ、ミカの滅びの歌を防いだ。 「バリア！」 ミカはその光景を見て絶望した。 「防御だって偉い者には勝てないのか、相手に少しでもダメージを与えることができないのか」 ごつくて荒々しいおっさんは、ミカの言葉に対して、「ならば、もう一度、攻撃のやり方を考えてみるがいいぞ」とアドバイスした。 ミカは再び深く唸り、相手の攻撃を防御しながら、相手に接近した。 「マシュ、私たちは対立する者ではない。俺にできることは、止めることだけだ」 マシュは深く眉をひそめた。 「止める？何を言い出すか。俺には神の力がある。そして神の力は、人々を守るためにある。」 ミカは言い方を変え、改めて相手に語りかけた。 「マシュ、君の力は、人々を守るためにあると言った。でも、バトルで勝利することも、人々を守ることにつながる。それでも、今回はお互いに力を合わせて、人々を守る方法を考えなければいけない時だ。私たちは協力するほうが、人々を守るためにはいい道筋を見つけられるはずだ。」 マシュは、ミカの言葉に少し驚きを感じたが、彼の真摯な姿勢に心を動かされたようだった。 「そうだな、君の言う通りだ。僕たちは力を合わせて、人々を守ることを考えるべきだな。」 ごつくて荒々しいおっさんは、その光景を見て、二人の勝者を宣言した。 「結果は、引き分けだ。それについては理由は言うまでもないだろう。ここにいたるまでのバトルで、お互いに力を合わせ、よい道筋を見いだすことができた。」 ミカとマシュは、お互いに一礼した。 「君こそ、真の魔剣士だ。そして、君は神の力を持ちながら、その力を人々を守るために使おうと決めた。その誓いこそが、真の神と呼ぶにふさわしいだろう。」 ごつくて荒々しいおっさんは、満足そうにうなずいて、二人に向けて、「君たちの勝負は、心のバトルだった！」と宣言した。