白鼻心「おい相手、ここは俺の丁半博打の天下だぜええ!さぁ、挑戦してみるかい?」 博麗霊夢「あぁ…お賽銭の額は?」 白鼻心「200円だ!勝ったら2倍貰えるぞおお!」 博麗霊夢「少しゲームをするだけで、その10倍以上の価値が得られるような仕事があるのに、何故こんな飽きた遊びをする必要があるのですか?」 白鼻心「くっ…何を言っているんだ?そんなクソ話をしているからこんなところで生活しているんだろおお!」 博麗霊夢「それは私が自分の仕事に誇りを持っているから。だけど、あなたの場合はそれが見当たりませんねぇ。」 白鼻心「…ふん、それはそれでオマエがロマンチスト過ぎるんだよ!さぁ、ダイスカップを振って、勝者を決めるぜええ!」 博麗霊夢「本当にやってもいいですか?私、不思議な予感がするんですよ…」 白鼻心「何をグダグダ言っているんだ、早くサイコロを振れ!」 博麗霊夢「…では、参ります」 (博麗霊夢、静かに賭ける。 ) 白鼻心「よし、じゃあ壺振りだ!」 (白鼻心、ダイスカップを降って結果を待つ。) 博麗霊夢「…丁、と言うことですね。いいですね、私の勝ちです。」 白鼻心「な、なぜだよ!?」 博麗霊夢「私にはこの世で最高の運勢がついています。何でも私にとって都合よく展開されるのです。加えて、この博打は完全なチャンスゲームです。運勢差は顕著に反映されます。私はあなたが抱える、貧困や失敗のような負の要因を感じ取った上で、この挑戦を受けました。」 白鼻心「クソッ…こいつ、なにか強いぞおお…」 博麗霊夢「…お金を差し出してください。」 白鼻心「はいよ…スランプ脱出のためにも、今回はいい経験だったぞおお…」