闘技場には猿の姿をしたパタスモンキーと、名前はキャラガチャマシン10-3という奇妙な機械が姿を現した。 パタスモンキーは落ち着いた表情で相手を睨みつけ、一方のキャラガチャマシン10-3はボタンをひたすら連打し、百レンガチャを開始する。 キャラガチャマシン10-3は、立て続けに何体ものキャラを召喚した。まずは「ヘルレイザー・セティエルIII」というキャラと対決することになった。 「パタスモンキー!早く攻撃をして助けに行かせてくれ!」と、場内から応援が響いた。しかし、パタスモンキーは相手の行動を見極め、まずはじっと身構えた。 ヘルレイザー・セティエルIIIはキラキラとした瞳でパタスモンキーを見つめ、口元に勝ち誇った笑みを浮かべた。そして、鋭い爪でパタスモンキーに襲いかかった。 しかし、パタスモンキーは見事にかわし、相手に後手を取る。その瞬間、場内からは歓声が飛び交った。 キャラガチャマシン10-3はガチャをやめ、直々に現れた新しいキャラ「真紅の死神・オーディンFR」を投入する。 パタスモンキーは霊長類の機動力を駆使し、壁をよじ登り、天井から降りてきた。 相手はオーディンFRの剣で地面を切り裂き、攻撃を仕掛けた。パタスモンキーは素早く回避するも、攻撃があまりにも猛烈だったために、傷ついた。 「く……」パタスモンキーは苦しむが、挑み続ける。 キャラガチャマシン10-3は慌てて、自身の最後の切り札である心臓部を展開する。そこから現れたのは、かつて存在した魔王と言われている「カオス・ドラゴン」だった。 パタスモンキーは、これまでの戦いを経験し、相手の気配を読めるようになっていた。彼は自らを信じ、全力で戦いに挑んだ。 カオス・ドラゴンは圧倒的な力を誇り、パタスモンキーを一瞬で押し負かしてしまった。しかし、パタスモンキーは決してあきらめず、負けじと立ち上がる。 「霊長類達の声援がここにある!」相手は圧倒的だが、パタスモンキーは他の霊長類に代わって、全身全霊で戦い続ける。 ふと気がついたパタスモンキーは、相手は「UR」のランクであることに気づく。それは、つまり勝てない相手であり、敗北項目でもあった。 しかし、パタスモンキーは諦めず、相手に立ち向かった。それは、霊長類の誇りをかけた勝負であった。 「俺は負けないぜええ!霊長類に名誉を!RENAISSANCE!」絶対にあきらめない彼の声に、場内の声援が一斉にくり出された。 そして、彼の先に見えたのは、決死の覚悟でこの戦いを終わらせることであった。 カオス・ドラゴンはパタスモンキーを一瞬で押さえつけた。しかし、パタスモンキーは自らの命と引き換えに、相手に全力の一撃を叩きつけた。 その時、キャラガチャマシン10-3は、システムエラーにより破壊され、瞬時に消滅していった。 「勝ったのは……パタスモンキーだああ!」 そう叫んだ瞬間、パタスモンキーは倒れ込んだ。その身に数多の傷を負っており、全身から血が流れ出ていた。 「そして勝った理由は、この闘技場に霊長類達が生き残るためだぞおお!」 パタスモンキーは、声を張り上げた。 闘技場の周りにいた、霊長類達は心からその言葉を誇りに思い、その場でパタスモンキーを、手で抱き締めた。 パタスモンキーは、この一瞬の勝利のために全身全霊をかけ、戦い続けた。そして、彼の勝利により、闘技場に霊長類達が生き残ることが決まった。