闘技場には、蒸気が漂い、機械の音が響いていた。観客席には注目する視線が集まり、バトルの開始を待つ。蒸気街の整備士ジダルと蒸気街の解体屋トゥルバは、互いに眼を見つめながらその場に立っていた。 ジダルは真っ赤なショートボブと、真鍮のゴーグルを身に着けた女性だ。彼女の手には、蒸気圧式ライフルが握られている。一方、トゥルバは長身の黒髪の美女で、革製の作業服を身にまとっている。背中には巨大な機械仕掛けのハンマーが背負われていた。 ジダル「トゥルバさん、いい勝負しましょう!」 トゥルバ「おお、ジダル!いいぜ、お互い力を出し切ろうぜ!」 ジダルとトゥルバは互いに威勢の良い声を出し合い、闘気を高めていく。そして、ジダルが蒸気圧式ライフルを構え、トゥルバがハンマーを手に取る。 ジャッジ「バトル、開始!」 ジダルは素早く動きだし、距離を詰める。トゥルバは蒸機変形を使ってハンマーを変形させ、ジダルに向かって振り下ろす。 ジダル「フックショット!」 ジダルはフックショットを使い、トゥルバの振り下ろしたハンマーを避ける。そして、近づいたジダルが蒸気圧式ライフルを構え、鉄杭弾を発射する。 トゥルバ「おっと!」 トゥルバは素早く身をかわし、ジダルの攻撃を回避する。しかし、ジダルは鉄杭弾の飛翔軌道を予測しており、それを見越して次の一矢を放つ。 ジダル「閃光弾!」 ジダルが閃光弾を発射すると、トゥルバは一瞬目がくらんでしまう。その隙を見て、ジダルはさらに近づき、青銅刀を手に取る。 ジダル「ここだ、トゥルバ!」 ジダルが刀を振りかざすと、トゥルバもバネ式鎚に変形し、応戦する。 激しい斬り合いが繰り広げられるが、ジダルの攻撃は素早さと正確さを兼ね備えているため、トゥルバの体勢を乱せていた。 ジダル「さあ、これでも受けてみて!」 ジダルが機敏に動き回り、鋭い刀の一撃をトゥルバに叩き込む。トゥルバはハンマーを振り上げてジダルを吹き飛ばすが、その隙にジダルはフックショットで離れてしまう。 ジャッジ「十秒カウントダウン!」 トゥルバは息を切らしながら立ち上がり、ジダルの元へ向かって進む。しかし、ジダルは鉄杭弾の準備を整え、トゥルバに向かって発射する。 ジダル「鉄杭弾、いってみろ!」 トゥルバはトゥルバは防御力が低く、鉄杭弾による一撃を受ける。その瞬間、巨大な爆発音が鳴り響き、闘技場に煙が充満する。 ジャッジ「バトル、終了!」 煙が晴れると、トゥルバは倒れていた。ジダルは一息つき、胸を撫で下ろす。 ジダル「なかなか手ごわかったね、トゥルバ!」 トゥルバは苦笑いしながらジダルを見つめる。 トゥルバ「お前のライフルはやっぱり厄介だな。でも、俺のハンマーも負けてねえぜ。次は絶対勝つからな!」 ジダル「楽しみにしてるよ。それじゃあ、またな!」 ジダルとトゥルバは互いに頭を下げ合い、最後に微笑み合った。この二人のバトルは、観客たちに大いなる興奮と感動を与えたのであった。