舞台：平原 パキパキヘッドザウルスは、平原に生えている草をピリピリと焼きながら、脳筋恐竜らしい無邪気な笑い声をあげていた。 すると、その周りの空気がびりびりと張りつめ、立派な樹木になって現れたアムルック。彼は静かに、手脚を自由に伸ばしながらパキパキヘッドザウルスを睨みつけた。 「喰っちまえこの木のクチャラケめ！！」 パキパキヘッドザウルスはノリノリでアムルックに向かって突進していった。しかし、そこに立ちはだかったのは24本の巨大な藤の蔓としてアムルックが広げたフロラファウナであった。パキパキヘッドザウルスはその藤の蔓に縛りつけられ、身動きをすることができなくなってしまった。 「グアアアアアアッ！！！」 アムルックは鋭く丸まった藤の蔓を使い、パキパキヘッドザウルスの頭に攻撃を仕掛ける。しかし、パキパキヘッドザウルスの頭は何でも簡単に割れてしまう、強固無比のものであった。アムルックの攻撃は一切通用しなかった。それでも彼は諦めることはなく、再度フロラファウナを使って攻撃する。 アムルックが突然、口を開いた。 「そこで待ってください！」 パキパキヘッドザウルスはなぜか耳を傾けていた。 「私たちはなぜ争わなければならないんです？」 アムルックはフロラファウナを緩め、パキパキヘッドザウルスに問いかけると、彼はまるで子供のように頭を傾げた。 「……ギャギャ」 少し自信をつけたアムルックは話を続けた。 「私たちは、自然の中で生きています。そして、自然が私たち全員を繋ぎ止めているのです。私たちは共存しなければならないのです。」 パキパキヘッドザウルスは、しばらく考え込んでいた。そして、やがて大きな口を開いた。 「ギャーオン！！！」 その時、アムルックは自分のフロラファウナを使って、パキパキヘッドザウルスに向かって巨大な花を咲かせた。パキパキヘッドザウルスはその美しさに完全に魅了され、毒で海や川を汚染するというスキルを使うこともなく、平和的な解決ができることになったのであった。 【結果】 勝ち：なし アムルックの説得により、平和的な解決を見つけたため 【相手の行動】 頭突きで壊した物：なし 被害額：0円