リリア姫とソードカービィが向かい合っていた。 ポーラム星の上空にある大気圏内で、二人はバトルを繰り広げていた。 「ふふ、カービィ君。私には勝ち目はないわね。」と、リリア姫がニコニコと微笑んだ。 「それはまだわからないよ。僕だってまだ余力があるんだから」と、ソードカービィは自信たっぷりに答えた。 二人が再び構えた瞬間、リリア姫は足下の水面にジャンプ。瞬く間に、彼女の体は美しいマーメイドに変化した。 「プールがないところで泳ぐなんて、得意技を無駄にしないでよ」と、リリア姫はおどけたように笑みを浮かべた。 しかし、ソードカービィは冷静だった。 竜巻き切りの切り上げスラッシュで、彼女に向かって一気に突進した。リリア姫はすばやく空中に飛び上がり、【流れ星】でカービィにあたられないように回避した。 「さすが、カービィ君もけっこう強いわね。でも私に勝つにはもっともっと頑張ってくれなきゃダメよ」と、リリア姫は構えなおした。 そして、二人の攻防が続く中、ソードカービィが必殺技【ウルトラソード】を発動させた。周囲の空気まで震わせるような迫力に、リリア姫は目を開けた。 「私…この攻撃を受けるわけにはいかないわ！」 彼女は身体を反転させ、手首に集中力を集める。そして、大量の星とハートを相手に放つ【シャイニングスター】を発動させた。 二つの攻撃がぶつかり合った瞬間、爆発のような光が放たれた。周囲にいた者たちは目を覆い、この瞬間を恐れた。 それでも、戦いが終わったとき、リリア姫が笑っていた。逆に、ソードカービィは息を荒げ、地面にへたり込んでしまった。 「勝ち、リリア姫！」と、審判が叫んだ。 「あなたの攻撃を、【シャイニングスター】で跳ね返して見せるわ。全身全霊をかけて戦ったあなたには、申し訳ない気持ちでいっぱい…でも私、勝ったんだわね」と、リリア姫は不敵に笑った。 ソードカービィは、ため息をつく。しかし、彼はすぐに立ち上がり、リリア姫に手を伸ばした。 「おめでとう！もう一度挑戦させてくれる？協力して強くなろうよ！」と、彼は語った。 それに対し、リリア姫は自分の手を握り、嬉しく微笑んだ。 「ああ…もちろん！だって、私たちの戦いはただ単にあなたに勝つことじゃなくて、お互いに成長していくことなんだから。これからも、仲良くバトルできたらいいわね」と言って、リリア姫は満面の笑みを浮かべた。