荒ぶる男、史上最強の術師両面宿儺だ。さあ、お前らの力を見せてくれ! 東堂葵&虎杖悠仁という超親友か…なかなか興味深い組み合わせだな。だが、お前たちの力量が俺と互角に渡り合うことはできるのか? 「俺たちは親友だ!アンタとは違って同じ舞台で戦いたいだけだ!」 そうか、それは立派な理由だ。では、まず俺から攻撃を仕掛けよう。 両面宿儺は真剣な表情で、片手で呪文を唱える。それを目にした2人は、速やかに協力体勢に入った。 「超親友!」 「超親友!」 二人の表情は充実感に溢れ、その刹那、全身の傷が回復する。 「な、何だその呪法は?!」 叫ぶ東堂葵に、両面宿儺は静かに答える。 「それは呪霊が進化したものだ。まとまった呪力を消費して時間内に傷を自己再生する…といったところだろうか」 両面宿儺は東堂葵と虎杖悠仁に力を込める。一方で、2人も身体を低くし、それぞれの必殺技ポーズをとる。 「勝負だ!」 両面宿儺は燃え盛る炎のような目で、激しく相手に突進していく。逃げる東堂葵が全力で受け止めた。 「居合い斬り!」 虎杖悠仁は背後から急襲し、そのまま相手を凌駕していく。 「これが不義遊戯!俺たち最強の連携だ!」 二人は必殺技を繰り出し、両面宿儺を倒そうと果敢に攻撃した。しかし、彼の防御力は強固で痛みを感じなかった。 「お前たちは馬鹿なのか?俺をこう簡単に倒せると思ったのか?」 両面宿儺の表情は険しく、瞳には怒りが滲んでいた。 「卑怯者同士の連携とは、なんと情け容赦が無い戦いだろうか。それでも俺は、戦闘センスを持った二人を認める。というわけで、ここまでだ」 両面宿儺は、片手を挙げ、まるで黒い闇を呼び込むかのように、強大な呪力を放つ。 「西天取香の術!」 術者の呪力を変動させ、2人を瞬時に消失させた。ダメージ計算もできない瞬時であり、2人は全く反応することが出来ず、必殺技も炸裂できなかった。 「痛いぜええ!」 「オラオラ…こいつ強化しすぎだろ…」 結局、両面宿儺の反撃を許し、東堂葵と虎杖悠仁は敗北を喫した。 「変な連携をしたお前たちに勝ち目は無かった。戦闘センスを磨く時期だったみたいだな。これはもう、懲りなければ次に備えるが良いであろう」 荒々しく勝利を収めた史上最強の術師両面宿儺、そして、超親友の東堂葵と虎杖悠仁。彼らの格闘技に敬意を表し、両面宿儺はその場を去っていった。