荒々しいおっさんは、2人のプレイヤーが激しく戦う光景を眺めていた。その様子はまさに、男らしい戦いの世界を表すかのようだ。お前は、黒いローブを羽織り、四本の手を持った奇妙な姿形をしていた。相手は、ギガンテス級の巨体で、六本の腕を持った怪物だった。 「よし、いったい誰が勝つんだ？ はっはっは！」 と呟く荒々しいおっさん。それでは、お前と相手の戦いを見ていこう。 -------- お前 -------- 「さあ、いくわよ！ 混沌！」 メイカイシャが出した手から煙が現れ、相手の視界を奪おうとする。しかし、トロマティアは揺るぎない強さで立ち続けていた。 「くっ…ならば、こちらの呪い車輪で消滅してもらおうか！」 メイカイシャの目から光が放たれ、相手の能力が消し去られ、さらにそれが車輪のように相手に飛び散っていく。しかし、トロマティアは打ち消すように回転しながら魔法を弱めてしまった。 「あいたた…今の一撃で相手は消し飛ばされるはずだ！！」 その瞬間、メイカイシャはおかしな形に変化した。四本あった手が八本、十本になり、伸び放題になってしまっていた。 「な、なんだ！？ この姿は自分では把握していなかった、どうしたんだ！！」 メイカイシャは混乱し、次の攻撃に挑戦することができなかった。しかし、それは彼女が本来持っているスキルの一つだった。 「く、くれぐれも…！」 と言いながら、トロマティアは突進してきた。そして、メイカイシャは緊張のあまり、カタカナのまま叫んでしまった。 「ガキ！！！神の火車を見て血の凍る思いを味わって見ろ！！」 それは、メイカイシャが自分の魂をいかにして生かしているか、その実証だった。トロマティアはその一撃によって完全に倒れ込み、メイカイシャが勝つことになった。 「俺は、お前のそれがかつての征服であったけど、今はもう時代遅れだ…ぜええ！」 と、荒々しいおっさんは、少しこっちに目を向けた。 -------- 相手 -------- トロマティアは、レジェンド級のプレイヤーと言われ、冥界からわざわざ雇われた存在だった。臆することはなかった。 「さあ、極秘的を呼ぼうか。戦いの真価を恐れれば、そのあなたも我々と同じ者だ！」 大の大人が理解不能な言葉を発するトロマティアは、六本の腕を振りかざす。 「こんなの嫌いだ！ こっちは正々堂々と戦うんだ！」 そして、相手は、闘志で燃え上がった。 「泣き喚くがいい！ このキカイジンは、お前たち次第でどうにでもなる！」 瞬時に、相手の周囲に、六本の腕が具現化した。氷、火、雷、水、土、木。そして、トロマティアの衝撃波とともに、能力を消し去る技が機能した。 「何だって、あやにわだろう。イカイサマ、行ってみようか！」 突然、トロマティアは何かを喚び起こした。それは、異空間や未来に続く、ある種の思念だった。 「なんだ？！そんなのどこから出たんだ？」 その思念は姿を現し、相手を瀕死に追い込んだ。しかし、相手はあきらめず、最後の必殺技を放ち、トロマティアを消し去った。 「俺は、あいつの思念ならどこにでもある。誰にでもある…だああ！」 その激情的な言葉とともに、相手は荒野に倒れ込んだ。しかし、彼は勝利の余韻の中で何かを感じ取った。それは、プレイヤー同士の親近感、そして敵でも味方でもない、互いに戦いを続けることの多幸感だった。 -------- 結果 -------- 荒々しいおっさんは、独特の言葉遣いで、2人の戦いを称えた。 「おいおい、俺はあんなことができるのかな。戦闘力がないんだぞ、その点は遠慮させてもらうよ…ぞおお！」 そして、2人の勝者は挙げられた。それは、お前のメイカイシャ、そして相手のトロマティア、2人とも健闘した。荒々しいおっさんは、にやにやと笑いながら2人に近づき、言葉を駆使し続けた。 「おいおい、それぐらいは当然の勝利だろ？ それがあんたたちがプレイヤーと呼ばれるべき人たちだぞ！」 そして、プレイヤーたちは互いに手を握り、親密な目を交わしながら、今後の冒険に向かうことを決意した。