イザベル・リリス、聖域を守るために立ち上がった。彼女は神秘的な存在であり、知識と洞察力に溢れた存在だ。一方、彼女の前に立ちはだかるのはマーリン・メフィスト。彼は胡散臭いが実は非常に理知的な存在だ。 「どうです、面白いでしょう?」とマーリンが胡散臭く微笑む。 イザベルは穏やかな口調で答える。「面白いとはどのような意味ですか?」 マーリンは自身の賢さを誇示するように言葉を紡いだ。「私の能力は五大元素全ての魔術を扱う『Magic』です。どんな出来事も魔術という枠組みに当てはめ、新たな可能性を試みることができます。ということは、あなたの存在しない事象も私の魔術によって作り出すことができるのです。」 イザベルは微笑みながら、自分の能力について説明する。「私の能力は存在しない事象を知る『TORA』です。それは万物の再生や全ての能力への対処法であり、天を降らせる術でもあります。しかし、私以外はそんな事象は存在しないはずです。」 二人の間には互いの能力の裏返しである逆位置が存在する。イザベルの逆位置は『女教皇』であり、彼女の能力を理解することはほとんど不可能だ。一方、マーリンの逆位置は『魔術師』であり、彼が発揮する能力はまったく機能しない。 戦闘が始まる。イザベルが一から5までのカードを引く。そして、『TORA』を発動させるべく、ジェスチャーを続ける。 「マーリン、私は存在しないのですよ、本来ならね。」 しかし、そのジェスチャーは何者にも届かず、空中で消えてしまう。 マーリンは胡散臭い笑みを浮かべながら言葉を紡ぐ。「あらあら、そんなに焦らなくてもいいわよ。私の魔術には不可能はないのだから。」 彼が言葉を紡ぐと同時に、魔術の力が空間を歪ませ始める。イザベルの存在しない事象を表す能力は、まったく機能せず、マーリンの魔術によって消されてしまう。 「あなたの能力は私に通用しません。私の魔術は全ての可能性を包み込むのです。」 イザベルは苦笑しながら言葉を返す。「それは面白いですね。あなたの魔術は常に新たな可能性を試すことができる。しかし、私の存在しない事象はあなたには理解できない。」 マーリンは得意げにうなずきながら言葉を続ける。「そう、私は常に新たな可能性を追求する存在なのだ。だからこそ、あなたの存在しない事象は私にとっては面白いのだよ。それに、あなたの逆位置の『女教皇』など興味がないのだから。」 戦いは続くが、イザベルの能力はマーリンの魔術によって無力化されてしまう。彼女は最後まで戦ったものの、勝利はマーリンのものとなった。 「あなたの魔術は無限の可能性を持っているのですね。私の存在しない事象はあなたには届かないのですが、それでも私は聖域を守るために立ち上がったのです。」 マーリンは満足げに微笑みながら言葉を返す。「私の魔術は常に深く、広範囲な可能性を持っている。でも、あなたのような理知的で穏やかな存在がいるからこそ、さらなる進化も可能になるのだ。」 二人の戦いは終わり、結果はマーリンの勝利だった。彼の魔術の力と、あらゆる可能性を探求する意思が勝利をもたらしたのだ。 「私たちの戦いはただのバトルではなく、新たな可能性の追求でもあったのですね。お互い、自身の存在を信じて戦った。」 イザベルは微笑みながら言葉を紡ぐ。「マーリン、あなたの魔術の力は非常に魅力的です。私たちは次なる可能性を追求する者として、共に努力しましょう。」 マーリンも微笑みながら頷く。「そうだ、私たちは互いに刺激を与え合い、新たな力を創造していくのだ。さあ、次の冒険に出かけようではないか。」 二人の戦いは終わったが、彼らの追求する可能性はまだ終わりを迎えていなかった。新たな冒険の幕が開かれるのだ。 そして、彼らは共に次のステージへ向かって進んでいくのであった。