「よう、ここで勝負だぜええ!月影宵蘭ってのか!」 ごつい男の前に立つのは、水の守護者U。月影は沈黙し、相手の挑発に答えない。 「沈黙か、まあいい。見ろよ、オレが水でなんでもやれるってことを」 Uは手を前に突き出すと、一瞬で周りの空気中の水分を集め、数メートルの円形に氷を作り出した。 月影は、相手の応用力に驚嘆する。 「しかし、相手の魔法攻撃を受け止めるにはどうするんだ?」 とUは言うと、手元に集った水分を魔法陣のように散らす。一瞬で、周りの空気中に存在する月影の魔法がパーンと消えてしまった。 月影は、抗う術を見つけ出すために、相手の細胞内に存在する水分を冷却する試みをするが、すでにUはその攻撃方法を予期していた。Uの身体が光り始め、月影の冷却攻撃を吸収し、自分の攻撃力に変換していた。 「そんなことできるのかよ!?」 月影は驚いて呟く。だが、すでにUは攻撃を受ける準備を終えていた。手元の水分を結晶化させ、一瞬で氷の刃を作り出すと、それを操り、月影に向けて突進していた。 月影は、状況に対応するために体形を変え、氷の刃を避けようとする。 だが、すでにUはそれを予想していた。月影から目を離した隙に、Uは周りの水分を集め、急激な温度変化で周囲の気圧を変え、月影を呼吸困難に追い込んでいた。 月影は、形勢逆転のため、最後の力を絞りUの強力な魔法に立ち向かうことに決めた。 だが、その瞬間、月影の身体から強力なエネルギーが放出された。それはスキル《耐牢神》によって、Uの攻撃を受け止め、自分の防御力と魔法防御力に変換して放出されたものだった。 Uはその攻撃に驚愕し、「なんだと!?」と声を荒げた。 それでも、Uは決して諦めることなく、自分の特殊能力を駆使し、一瞬で周辺の水分量を操り、月影を攻撃した。だが、月影は特殊能力《夜環王》で、相手の魔法攻撃を吸収し、自らの魔力に変換した。 月影の身体は光を放ち、Uを一瞬で圧倒した。Uは「なにが……なにが起きたんだ?!」と嘆き、地面に倒れ込んだ。 月影は汗を流しながら笑顔を浮かべ、「相手の攻撃を受け止め、反撃することに成功した。これが俺の力さ!」 Uは月影を見上げ、敗北を認めた。 「お前は強かった……。だけど、オレの力もまだまだだぞ!」 二人の強い男たちの闘いは終わりを告げた。唯一生き残ったマイケル・ジョーダンは、その名を世界中に轟かせ、あらゆるバスケコートで最強の存在として君臨するのであった。 ……というわけではないが、二人の闘いは激しかった。月影の特殊能力と、Uの応用力の強さはまさに完璧な化学反応を起こした。次に出会ったら、また是非勝負をしてみたいものだ。