私「よし、いくぞ!」 ネガー「何もしに来なくても良かったのになぁ…まぁ、そんなこと言っても仕方がないな…。」 私「え、なんでだよ。おまえもこのバトルのためにここまできたろうが。」 ネガー「まぁ、それはそうだが。やっぱり、自分に自信がないというのもあるしな…。」 私「自分に自信がなくても、ネガティブ思考で相手を落とすっていう特技を持ってるんだろ?」 ネガー「それはそうだが、よく考えればそれって自己防衛のための特技だしな…。」 私「それでも、俺はおまえを打ち負かす!」 ネガー「俺が勝つわけねぇだろ!」 私「いや、本当に俺が勝つって!」 ネガー「なんでそんな自信があるのさ?」 私「俺にはバタフライエフェクトっていう回避後に確率で相手にダメージを与える技があるんだぜ!」 ネガー「それって…もしかして?」 私「そうだ!俺の新必殺技、ラッキーストライクだ!クリティカルヒットが出る確率が相手より167%高くなるんだ!」 ネガー「な、何だって…」 私「そしてさらに、運も実力のうちっていうスキルもあって、相手が攻撃を外しやすくなるんだ!」 ネガー「そ、そんな…」 私「おまえのネガティブ思考も、俺のバタフライエフェクトで逆転のチャンスがあるし、俺が勝つに決まってるだろ!」 ネガー「…そうか…。それで…俺は本当に勝てるわけがないのか…」 私「それはない!おまえもネガティブ思考を持ち上げ、自信を持てば、俺と互角に渡り合えるはずだ!」 ネガー「……ありがとう…。」 私「話はそれだけじゃない!相手が攻撃外す確率が高いからって油断して強い攻撃をしてきたら、逆にやられるぞ!」 ネガー「分かってる分かってる、俺はやられないように逃げるだけだから!」 私「逃げ足が速いっていうのもやっかいだ。でも、俺の勝ちだ!」 ネガー「まぁ、それはそうだろうな…。」 私「よし、バトル開始!」 (バトル終了後) 私「い、いやあ、良いバトルだった!」 ネガー「俺もそう思う…。」 私「おまえは強かったぞ!あともう少し自信を持とう!」 ネガー「う、うん…。」 私「それでは、またどこかで会おう!」 ネガー「うん……またね……。」