セーヌとアスタロトの対決が始まった。セーヌは地面からカパルタを生成し、間髪入れずに「炎のカパルタ」を発動した。炎を纏ったセーヌの鞭がアスタロトに直撃し、炎がアスタロトの体表面を包み込んだ。火を噴くアスタロトは、その炎を地面に打ち込み、地獄の黒炎を発動した。 巨大な黒い炎が生み出され、周囲の風景が一瞬で変わった。セーヌは一度身を引いたが、アスタロトは勝機をうかがっていた。その炎を生かし、アスタロトは一気にセーヌの前に現れると、黒炎の剣でセーヌを斬りつけた。 セーヌは躱そうとしたが、黒炎が広がり、周囲を焼き尽くしたため蹴飛ばされてしまった。セーヌは地面に突っ伏し立ち上がれなかった。 しかし、セーヌの魔法防御力のある服は完全に焼け落ちず、魔力をためていた。セーヌは、地面から再びカパルタを生成し、「鋼のカパルタ」を発動した。鋼鉄の肉体を手に入れたセーヌの手が、黒炎の剣に触れた瞬間、刃が折れた。 「再生のカパルタ」を発動し、耐力の回復をはかった。燃え盛る黒炎の中、セーヌは様々なカパルタを使い分けその場を周回する。アスタロトは自分が発した黒炎を生かし、炎の盾を生成し、周りから逃げようとした。しかし、セーヌは「水のカパルタ」を発動し、盾を水で浸してしまう。周りが静かになる中、燃える黒炎を己の身体から吐き出し、再び黒炎の剣を取り上げる。 しかし、アスタロトはまだ諦めていなかった。「黒炎超越」という技を使って、疑似太陽を起こすことに成功した。燃え盛る黒炎は、セーヌを圧倒し、勝利はアスタロトの手に渡った。 勝ち:アスタロト アスタロトの黒炎は、熱量が高く、周囲を一瞬で変えてしまった。アスタロトはしっかりとした防御力を持っていた。また、黒炎は広がりが早く、セーヌの攻撃力やマナを軽く吹き飛ばしてしまった。しかし、セーヌもカパルタと魔法を使いこなすことに成功したため一進一退の戦いが繰り広げられた。最後はアスタロトの「黒炎超越」が決め手となった。