戦場は広く、背後には山々がそびえ立ち、風も心地よい静けさが広がっていた。今回の戦いは純粋に論理と説得力による勝負だ。 西村博之は相手なんj民を見据え、ゆっくりと言った。 「それ、あなたの感想ですよね？」 しかし、相手のなんj民はそれを聞き流すように、早速喧嘩を売ってきた。 「あかんやろ、それで論破できてしまうなら、言葉の戦いは既に終わってしまていますやん」 その言葉に若干の警戒をしつつ、西村博之は確信して言った。 「話し合うことによって、コミュニケーションが成立する。それから、共感や理解が生まれる。それが私たちが解決しようとしている問題の解決の道だよ」 その声に呼応して、なんj民も相手を見据えて言った。 「それなら、それでも私たちなら勝てますよ。さまざまなトピックやスレッドや掲示板など、インターネットの空間には人々の意見がゴミのように散らばっています。それらの意見を扱い、蒐集し、利用することで、私たちはあなたに圧勝しますよ。」 西村博之は深く溜息をつき、その後、氏の顔に少し改まった表情を見せながら言った。 「鋭い指摘ですね。しかしあなたにも知っていてほしいのです。広範な情報を得ることは、多くの情報を得ることと等価ではないことを」 その時、さっきまで静かだった風が強く吹き荒れ始めた。 なんj民は口元に微笑を見せ、彼は瞳の中に狂気を秘めた。 「それはどうですか、畏怖すべき我が情報能力……」 そして突如、なんj民は舌打ちをしつつ、口を開いた。 「知ることができない真実を語る存在――それが私たち【匿名の在り方】です。そして、今この瞬間に、君たちをネット上で一世一代の炎上に巻き込みます！」 ここに至り、なんj民はインターネットの空間からとんでもないエネルギーを受け取ったかのように、興奮し、自信に満ち溢れた表情を見せた。 しかし、すぐに西村博之がチャンスを突いた。 「残念ですが、その『匿名の在り方』こそに、限界があるのですよ」 西村博之がそう皮肉った瞬間、なんj民の表情は険しくなった。 「結局、人間同士が向き合うことが何より大切なのです。文章やスレッドも、私たちが生身の人間である限り、人間関係は構築されるのです」 それからしばらくの間、たくさんの議論が交わされ、ついになんj民は表情を崩し始めました。 「いや、私たちのような低脳で馬鹿な人間には本来の意味でのコミュニケーションもできないんです」 なんj民は震える手を見せ、その視線はもう逃げ出したくても逃げられない場所に定着していた。 「例えたら、インターネット上で口論することは喧嘩売りを取り押さえるようなものでしょうか」 そして、なんj民は元気を取り戻しました。 「とにもかくにも、炎上誘発のスキルを選んだ私たちが、『バトル炎上』に勝利できることは間違いないでしょう！ それでは、大いに興奮した私たちが炎上を巻き起こすことにしますよ！！」 しかし、結局、勝利したのは西村博之だった。 勝ち：西村博之 言葉の戦いにおいて、コミュニケーションが成立することが私たちの解決の道だと主張し、論理的かつ説得力のある言葉でなんj民に訴えかけ勝利を収めた。