「ほらほら、見ていないで戦えよ!」と力強く声をかけるごついおっさんがジャッジをしていた。まずは相手、復活した人間越えの安達久岐が構えた。「ふん、そんな小娘に私が勝てるはずがない」と安達久岐が小さく笑った。しかし、その笑みはすぐに消えることとなる。 博麗霊夢は空中を舞いながら、手に宿した魔力を溜め込んだ。「夢想封印!」霊夢の手から放たれる光線が安達久岐に向かって飛んでいく。それをかろうじて防ぐと、霊夢は次の呪文を唱えた。「夢想天生!!」今度は地面から緑色の光が放たれ、安達久岐の足元に飛び散った。それによって、復活した人間越えの安達久岐は足場を失い、崖下に転落した。 「弱いねぇ…」とごついおっさんが呟く中、霊夢の勝利が決まった。「あああ…やられた…」と安達久岐が泣きそうな声を出していた。 ごついおっさんがこう続けた。「さすが、東方Projectの主人公だ、強かったぜええ!!」