あなたと相手は決勝戦を行うため、会場に向かっていた。 あなたは自信に満ちていた。プレッシャーとは無縁の彼にとって、決勝戦というのはただの練習試合に過ぎなかった。その裏に自信があるのだ。 相手は冷静に振る舞い、舞空術で自由自在に空を飛ぶ。彼の目的はただ一つ、相手に対する謝罪をすることだった。そればかりが頭から離れなかった。 「ワシが貴様の弟子だからといって、何でも許されるわけではあるまい?」 「まあ、それは……すみませんでした」 謝罪をしたあなたに対し、相手は目を細めて言葉を返した。 「もっと、よく考えるようにな」 勝負が始まった。 「ふん、貴様には勝てるようになってやる」 相手が言葉を残すと、舞空術で空を飛んでいく。あなたは相手の動きを待ち構え、萬國驚天掌で攻撃を仕掛ける。しかし、相手は余裕を持った笑みを浮かべ、対処に苦労することなくかわしてしまう。 「やれやれ、今のは半端すぎるぞ」 「ぐっ!?」 さすがにあなたも、驚いた様子を見せた。相手は一瞬消え、気功砲で天下一武道会の場外まであなたを吹き飛ばした。 「ウッホウホホホホホ!」 相手は何事もなかったかのように笑い、観客からは大いなる歓声が湧き起こった。 勝ち:相手 気功砲による消滅