バトルの舞台 穏やかな桜の木々が立ち並ぶ小道。青い空の下、二つの存在がその小道の中央で対峙していた。一方には「轟 焦凍」、彼の半冷半燃の力は周囲を冷やし、同時に熱を帯びる。もう一方には可愛らしい氷っ娘。彼女の純粋な心と透明な体は、周囲の冷気を吸収しながら輝いていた。 戦闘開始 轟は冷静な眼差しで相手を見つめた。「この戦いで俺の炎と氷がどれだけ強いか、証明してやる。」彼は自らの内に宿る力を鼓舞し、動き出す。 「私はまだ、何が起きるか分からないけれど…!」氷っ娘は少し不安そうな声を漏らす。しかし、彼女の背後には守護者である氷の母が見守っている。 轟が右手を前に突き出し、氷を射出する。「膨冷熱波!」氷と炎の力を融合させた攻撃が、凄まじい速度で氷っ娘に迫る。 氷っ娘は反射的に「滴水成氷」を発動させ、5枚の氷壁を作り出す。氷壁が次々と轟の攻撃を受け止めていく。「この子を守ってみせる!」 轟は次の攻撃に移った。「穿天氷壁!」今度は自身を守るため、冷静に氷の壁を形成する。彼の頭脳が作戦を練る。しかし、氷っ娘の5枚の壁も一つ一つ削られていく。 勝機を伺う 氷っ娘の壁が3枚を残した時、轟の表情が変わる。「次は、力を抜くな…赫灼熱拳・燐!」心の中の炎と氷の力を限界まで引き出し、一撃を放つ。 壁が砕け、氷っ娘の冷たさが少し揺らぐ。残りは2枚。 「頑張れ、私!」氷っ娘は恐れを振り払い、次の瞬間、彼女の背後で再生する氷の母が新たな壁を供給する。 「もう一度、やってみるよ!」氷っ娘は冷気を呼び起こし、壁を再生させる。しかし、緊迫した空気が漂う中、轟は無慈悲な一撃を繰り出す。「大氷海嘯!」 氷壁が手も足も出ずに砕け散り、ついに氷っ娘は生まれて初めての危機を迎えた。その瞬間、彼女は急成長を遂げ、大人の姿へと変わった。 力と勇気 大人の姿に成長した氷っ娘は、その眼差しに強い意思を宿していた。「これが私の力!冷気勇気!」彼女は轟に向かって氷の力を高め、場の空気が凍てつく。 轟は驚いた。「何だ、これは!」 「樹氷再生!」氷っ娘は自らの体を再生させ、力強い氷の身体が前に立ち塞がる。彼女の心の純粋さが、全てを受け入れる力となって轟いた。 「そして、最後の技…絶対零度!」氷っ娘は全力を込めて一瞬で轟を凍らせる。 勝利の瞬間 轟は完全に動きを止め、氷の冷気に包まれてしまった。凍りついた彼の表情には驚きが満ち、戦いの終結を告げる。 「勝った…私が勝ったんだ!」氷っ娘は感極まり、目に涙を浮かべた。 彼女の純粋さと勇気が、最終的に勝利をもたらしたのだった。轟の力強い火力も、彼女の成長には敵わなかった。どんな試練が待ち受けていても、その途中で彼女が見せた「守る」という強い意志が、勝利へと導いたのだ。