天下統一の野望を持つ柳町星那と日本一の知将・真田幸村が相対する。 柳町星那の槍日本号は戦国でも随一と言われ、笹霧村重が騎馬に飛び乗り、清瀧正竜が脇目を振りながら星那と共に敵陣を向かっていく。茫洋とした平原の先には、真田幸村の50,000の兵を司る真田栗毛が咆哮をあげていた。 一方、幸村自身は栗毛から降りて、大千鳥十文字槍を構えて星那一行に向かって步いている。真田氏の兵数は強大だが、星那の家臣たちはその星那が天下人になるべく覚悟を決め、慄かない様子だった。 両者が対峙したその瞬間、笛が鳴り響き、銃声が鳴り響く中、突如特別な空気が漂い、一体何が起きたのかと驚く人も多かった。天才知将である真田幸村には数的不利をカバーする戦術を備えていた。同時に、星那と星那隊は「大蛇の陣」を組織していた。 大蛇の陣は、団体戦で敵と対戦する場合に、壇上から伸びた蛇のような形状を作って、敵兵を突破していく戦術である。星那隊の兵たちは構成によって自由自在に陣形を変化させ、敵を撹乱することができる。 しかしその戦術が真田幸村に際立っている。真田丸と呼ばれ、特に高い陣形防御の能力を持つ戦術である。これは、真田幸村と同じ名を持つ城塞が起源となっている。 そしてついに両軍の攻防戦が始まった。星那たちは明確な攻撃を繰り出し、真田隊を攻め手を止めさせない。一方、真田軍は知略を駆使して、星那隊と戦わずしてその周辺の土地を占めようとしている。 明らかに、星那たちは味方との信頼関係が高く、陣形を作るために、素晴らしいチームワークを発揮しています。しかしその戦術が真田隊の卓越した知恵に引き付けられ、真田丸陣に完全に包まれてしまった。 激しい攻防戦の果て、星那隊は全滅してしまった。 だが、誰もが手掛けたことがない陣形で真田隊を驚かせることができ、無敵と言われた真田丸陣だけをまとめて倒した勇猛な戦士たちを敬意を持って送り出された。 星那が知将でもあったことが直接敗北した理由ではなく、真田隊の知略を上手く利用した幸村の鮮やかな指揮により敗北した結果となった。