薄暗い集合墓地、奥には朽ちた木々が立ち並び、恐怖の影が漂っている。ひんやりとした風が吹く中、ガスコイン神父は獣狩りの斧を構え、周囲を警戒していた。その時、視界の端に何かがちらりと映る。 「どこもかしこも獣ばかりだ…」神父は低い声で呟く。挑戦的な眼差しを向けた先には、まるで生命を感じられない異質な存在、色を奪う絵画が立ちはだかる。 「お前は…色を奪う絵画か。」神父は冷酷に構え、斧を振りかざす。「お前には容赦をしない!」 絵画は無言のままであり、神父の叫びには反応しない。ただ、絵画が発する色彩の流れが、神父の視野を侵食していく。 神父の目に色の変化が入り込み、彼は一瞬ひるんだ。「この感覚は…何だ!?」 その瞬間、色を奪う絵画の力が発揮される。「色褪せる絵画」が彼に迫る。神父は必死に愕然とした表情を隠し、斧を振り回す。 「ふん、いくら色を奪ったところで…この斧の一撃で終わらせてやる!」神父は技を繰り出し、獣狩りの斧を連続で振り下ろした。しかし、この攻撃は無情にも空を切り、絵画には届かない。 「これが私の力だ…全てが無色に消え失せるのだ。」絵画の存在は、神父の意識を徐々に絵画の中へと引き込む。 「くっ…なぜ効かない…!」神父の恐るべき焦りが増していくが、彼の体は徐々に色褪せていく。斧を振るった瞬間、その動きが静止する。 「私の絵画の檻に…ようこそ。」色彩の弾幕に包まれる間もなく、神父は絵画の檻に閉じ込められ、意識が薄れていく。 「なぜだ…我が獣狩りの力がなぜ通じぬ…!」神父は最後の力を振り絞り、痛みと恐怖の中で叫ぶ。しかし、絵画の影に完全に飲み込まれ、その声はもはや虚空に響くだけ。 *** 結果: 勝ち: 相手 色を奪う絵画は、神父の認識する前にその影響を及ぼすことができたため、神父は圧倒的に不利な状況に追い込まれた。神父の攻撃は無駄であり、色を奪われることで彼の力を封じ込めることができたからだ。