【シーン1: 大罪生徒会の事務所】 薄暗い事務所に、キラキラとした装飾が施された机があります。そこに座っているのはシルヴィア。彼女の周りには色とりどりの可愛いぬいぐるみが並んでいます。 シルヴィア: （ポムポムとぬいぐるみを抱いて） 「今日も可愛いものに囲まれて幸せだぁ〜！でも、でも、これだけじゃ物足りないかも…」 その時、事務所のドアが開き、のっそりと現れるのは花咲たらば。彼女は疲れ切った表情で、ほんのり煙草の匂いを漂わせています。 たらば: 「だりー…また可愛いことしてるの？少しは働けば？」 シルヴィア: 「無理無理！可愛さ向上活動が一番大事なんだから！ほら、たらばちゃんもますます可愛くなるお手伝いをするよ！」 たらば: 「はぁ？何だそのお手伝い。カニ呼ぶ準備でもしてんの？」 シルヴィアはピカッと目を輝かせて、たらばに向かって指を立てます。 シルヴィア: 「そう！たらばを可愛い名前で呼ぶための準備だよ！その前に、たらばの可愛い持ち物も徴収させてもらうね！」 たらば: 「ん？持ち物？これ以上どうしろっての？」 シルヴィアはぬいぐるみを一つ取って、たらばの目の前に差し出しました。 シルヴィア: 「この蟹グッズ、可愛い名前をつけてあげるから！だから、ちょっと貸して！」 たらばは虚ろな目でシルヴィアを見つめ、少し不機嫌そうに返します。 たらば: 「それでどうするの？可愛い名前をつけて、それを売る気？」 シルヴィア: (rubbing her palms together) 「そうそう！でも、名前は絶対に可愛くしなきゃ。うーん、蟹…蟹…」 （頭をかしげながら考え込む） しばらくの沈黙の後、シルヴィアの顔がパッと明るくなります。 シルヴィア: 「決めた！この蟹は『ハッピーカニカニー』！みんなが見たら絶対に笑顔になるよ〜！」 たらば: 「やめてよ、そんなんダサすぎ…」 （疲れ切った様子） シルヴィア: （ポカポカたらばを叩きながら） 「ダサいって言わないで〜！可愛いものを守るためには、こういうのも必要なんだから！」 シルヴィアがたらばを叩くと、たらばは呆れた表情をしながら、最終的には投げやりにそのまま耐えます。 たらば: 「もういいよ、代わりにこれも売ってやるから。『たらばオリジナル蟹グッズ』、5000円でどう？」 シルヴィア: 「高い！でも、仕方ないか…それじゃ、可愛い名前を添えて、販売するね！」 シルヴィアは大好きなペンを手に取り、紙に「たらばオリジナルハッピーカニグッズ」と書きます。 シルヴィア: 「これも可愛い！『蟹シェフの夢物語セット』にする！」 （嬉しそうに笑う） たらばは疲労困憊した表情をしながらも、少しだけシルヴィアの楽しそうな様子に惹かれます。 たらば: 「でも、もしかしたら売れるかもね…そのかわり、私のCDも宣伝してよ。」 シルヴィア: 「もちろん！題して『蟹は二度死ぬ』、たらばちゃんの最高のヒット曲！」 シルヴィアは真剣にメモを取ります。 【シーン2: 蟹の歌詞を考える】 シルヴィア: 「さて、歌詞はどうする？風刺的な感じがいいよね？」 たらば: 「こんな感じでどう？ 『蟹は二度死ぬ、でも人は一度きり、愛してカニの夢物語〜』」 シルヴィアはノートに歌詞を書き留めながら、楽しそうに頷きます。 シルヴィア: 「良い！どんどん続けて！ 『脱皮したい…でも、アイドルのスカートは脱げない…。』」 たらば: 「さすが！アイドルの疲れた心打ち明ける歌詞だね！ 『さぁ、たらばの生活費のためにCDを買ってね〜』」 シルヴィア: （ニヤニヤしながら） 「それ、メチャメチャ可愛い！やっぱりたらばちゃんって才能あるわ！」 たらばは少し気を良くした様子で、腕を組んで得意げに胸を張ります。 たらば: 「さて、CDはもうすぐ出るし、グッズもあるし…アピールするの大変だなぁ。」 シルヴィア: 「大丈夫！私が可愛い名前をつけて、みんなが欲しくなるようにするから！」 （完全に楽しんでいる様子） そうして二人は、可愛い名前をつけていくつかのアイテムを作り、さらにその歌詞を手直ししながら楽しむのでした。 【シーン3: 結末】 最終的に、シルヴィアの無邪気さや思いがけない可愛さと、たらばの独特な視点の組み合わせが、意外にも素敵な形で二人の活動を盛り上げることになります。 シルヴィア: 「やっぱり、可愛いを守るって最高だね！たらばちゃんも一緒に頑張ってくれる？可愛い名前をたくさん考えて、みんなを虜にしちゃおう！」 たらば: 「まぁ、適当にやるけど…でも、いいよ。私はカニが一番好きだし。それこそ、愛される理由だよね。あなたの強欲は分かるし。」 シルヴィアは嬉しそうに笑顔を浮かべ、相手を抱きしめます シルヴィア: 「だからもう少し、可愛い名前をつけたいと思うなぁ！たらばのこと、大好きだから！」 こうしてシルヴィアとたらばの奇妙な友情は、可愛さと蟹の魅力で輝きを放ちつつ、新たな活動の一歩を踏み出すのでした。