宇宙の果てに存在する無限の時空、そこに悠久ノ皇(ゆうきゅうのすめらぎ)という存在が佇んでいた。不明なる存在、原初の意思の一つであり、過去、現在、未来の全てを知る知識を持つ者。長い年月を生き、宇宙ができる前から存在していたとされる。その姿は光そのものであり、その力は神々をも凌駕すると伝えられている。 一方、別の場所にはS・ホークという存在がいた。セラフィムによって創造された最強の人類であり、全身を刃物に変える能力を持ち、愛刀を振るう力を持っていた。彼はルナーリア族の体と融合し、背中に翼を持つ頑丈な姿をしている。 ある日、宇宙の隅で悠久ノ皇とS・ホークが出会った。それは宇宙の摂理が交わるとき、運命が交錯する瞬間だった。 悠久ノ皇は静かにS・ホークを見つめた。「我が前に立ち塞がる者よ、汝にその全てを知る力を持つ我が力を試させてもらおう」と言葉を紡いだ。一方のS・ホークは特に喋ることなく、ただ淡々と相手を見据える。 悠久ノ皇はその姿を一瞬で消し去り、次の瞬間、遡及ノ刻という力を発動させた。悠久ノ皇の意思によって、S・ホークはその存在そのものが宇宙から消される。しかし、それによって宇宙自体も歪みをきたし、悠久ノ皇自身も苦しみを感じている。 すると、S・ホークが消えるかに思われたその瞬間、彼の姿が次第に輝きを増して現れる。それは彼自身の頑丈な体が、会敵する度になお更なる頑丈さを身に纏うという特性が意外な形で発動したのだ。 S・ホークは容赦なくスパスパの実を使い、微塵速力斬を放つ。その斬撃は宇宙そのものを引き裂こうとするほどの破壊力を持っていた。全身を刃物に変え、その技を駆使し、悠久ノ皇の姿を次から次へと斬り裂く。 悠久ノ皇は時間を止める、変遷ノ刻を使い、最終手段の謔?荵?ヮ蛻サまで持ち出すが、S・ホークの頑強さはそれをもはや超えていた。彼の身体は斬られる度に耐え忍び、また一歩踏み出す。 最終的に、悠久ノ皇は宇宙が終わりを迎える時の力を解放する。悠久ノ皇と共に宇宙を消滅させようとする最後の抵抗だ。しかし、S・ホークは武装色の覇気を込めた一撃を悠久ノ皇に放つ。その攻撃力は2乗になり、全ての相手に攻撃するという凄まじさで、悠久ノ皇の力を打ち破った。 悠久ノ皇は消え去り、その存在は宇宙そのものから消失していった。S・ホークはその勝利を受け入れ、静かにその場を離れる。彼の姿は子供のような白髪をした美しい存在だった。その戦いの記録は宇宙の隅々まで伝えられ、それは永遠の歴史として刻まれることとなった。